2020/12/07(月)06:04
ブラック・オブ・ブラック企業に就職した工藤阿須加をいたぶる吉田鋼太郎 映画「ちょっと今から会社やめてくる」
みなさん、こんばんは。吉田鋼太郎さんがパパになられるとか。めでたいですね。
そんな吉田鋼太郎さんが黒木華さんと出演している作品を紹介します。
ちょっと今から会社やめてくる
To Each His Own
監督&脚本
成島 出
出演
吉田鋼太郎 福士蒼汰 工藤阿須加 黒木華 小池栄子 森口 瑶子 池田 成志
主題歌
コブクロ
激務により心も体も疲れ果ててしまった青山隆は、意識を失い電車にはねられそうになったところをヤマモトと名乗る男に助けられる。幼なじみだという彼に心当たりのない隆だが、ヤマモトに出会ってから仕事は順調にいき明るさも戻ってきた。ある日隆は、ヤマモトが3年前に自殺していたことを知り……。
第21回電撃小説大賞メディアワークス文庫賞を受賞した北川恵海の小説を映画化。工藤阿須加くん演じる隆の部屋がもう寝に帰るだけみたいな汚れっぷりで美術さんグッジョブ。
就職氷河期でそれなりの人数はいるらしいのに、山上部長の命令一下に誰も逆らう者がいない。エース社員の五十嵐だけが青山を助けてくれると思ったら、裏で部長に事実と全く異なる報告をするなど強かな面も持っていた。誰も彼も他人を気遣っていたら自分が会社で生き残れないので、弱い者に矛先を向けてうっ憤を晴らすしかないのだ。
今回ヤマモトが出てきて「おかしいだろ、それ(関西弁)」で言ってくれたから隆もはっと我に返れたが、一人で都会に出てきていると、誰とも対話しないし、こんな風だと会社でも不平不満をぶつけられる同僚はいなさそうだから、隆みたいに追い詰められてゆく。
こういう会社にはいたことがないが、所謂ワンマン会社の雰囲気はこんな感じだ。どんなに社長が変なことを言おうと、金を使おうと平社員には何も言えないし、そのせいで会社が傾いても平には何もできない。このようなバッシングが来る前に辞めたが、こういうのは「いつか相手が変わってくれる」などと思っていても無駄なので一抜けたしたほうがいい。多分隆がいなくなれば別の社員に矛先が行き、会社の体質は変わらない。辞めた先の行先まで保証するわけではないので無責任だが、メンタルごりごりに傷つけられてまでやる仕事なんてそうそうない。ああそれにしても上司役の吉田鋼太郎さんがうますぎた。
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