映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。トランプ大統領が起こした不正選挙の訴えを次々と裁判所が棄却していきますね。
ホワイトハウスの混乱を鎮めてほしいものです。
今日も黒木華さん出演映画を紹介します。
映画日々是好日を見ました。

日々是好日
Every Day A Good Day

出演
黒木華　多部未華子　樹木希林　山本　美月　鶴田　真由　鶴見　辰吾

監督＆脚本
大森立嗣

　　「本当にやりたいこと」を見つけられず大学生活を送っていた20歳の典子は、タダモノではないと噂の「武田のおばさん」が茶道教室の先生であることを聞かされる。母からお茶を習うことを勧められた典子は気のない返事をしていたが、お茶を習うことに乗り気になったいとこの美智子に誘われるがまま、流されるように茶道教室に通い出す。見たことも聞いたこともない「決まりごと」だらけのお茶の世界に触れた典子は、それから20数年にわたり武田先生の下に通うこととなり、就職、失恋、大切な人の死などを経験し、お茶や人生における大事なことに気がついていく。

　茶道教室に通った約25年について記した森下典子のエッセイを映画化。「にちにちこれこうじつ」はヒロインが通う茶道教室にかかっている額の言葉で禅から来ている。「毎日が良い日だと思って過ごすこと」動じないことを意味する。

　とはいっても、大学生のヒロインには動じることばかりだ。自分はこれから何をするのか。何になるのか。人生を誰とどう生きたいのか。いつも一歩先をゆく従妹を羨ましくも寂しくも思いつつ、自分は自分でしかないと悟って生きるには若すぎる。派手な顔立ちで髪の毛も茶髪の多部未華子と地味な顔立ちの黒木華の対比が効いている。樹木希林はどの映画に出ても自然体。「なぜこんな風にするのか」と何にでも意味を求めようとする頭でっかちの二人をさらりといなして、まず形から入るよう勧める。まあ自身も音をすすって茶を飲むって何だか行儀が悪いみたいに思う。

　顔が出て名前がある男性は父親役の鶴見　辰吾くらいで出演者はほぼ女性。全体にのんびりした映画。日本の四季折々の季語や自然の美しい映像が登場するので外国人受けはいいのかもしれない。

茶道教室に通った約25年について記した森下典子のエッセイを映画化。

日日是好日 【DVD】 楽天で購入