夜空を見上げるブログ

2023/12/10(日)16:42

水星

星・天体(1037)

今月に見易くなっていた水星を写してみました。 水星は太陽の近くを回っているためになかなか太陽から離れなくて、普段は太陽の光が邪魔をして暗い空の中で見れるチャンスが少ないんです。 でもその中でも太陽から離れることがあり、夕方の日没後の西の空か早朝の日の出の東の空で見れる場合があります。 今月は​​夕方に見れるチャンスがあったので屋根から写してみました。 ↑先日(8日)の夕方に窓から赤い光が差し込んできて外が晴れていることを知り、ふと水星のことを思い出して屋根に上がるときれいな夕焼けになっていました。 水星が見れる可能性があるとは言ってもそれは地上に近い高さの話で、地平線まで良く晴れていないとなかなか見ることはできません。 でもこれくらい晴れていれば大丈夫なので、さっそくD780と28-300mmで写してみました。 ↑水星が西の地平線の上に出ているであろうことはわかっていましたが、果たしてピンポイントでどこに出ているかまではわからなかったので、まずは適当に地平線の上付近を写して明るい星が写るか力業で探してみました。 ↑でもそう簡単に見つからず、双眼鏡があればいいのですがそれも車の中で取りに行くのも面倒で、改めて広く写して今一度カメラのモニターで右から左まで探していると写野のギリギリ端のココにポツンと光る星がありました。 ↑その付近を28-300mmの300mmで写してみると、この高さでこの時間にこの明るさの星は水星でほぼ間違いなさそうです。 ↑アンテナが邪魔だったのでそれが写らないところから再度写すと、遠くの山の右上に、その左下に小さな星と一緒に光っていることがわかりました。 ↑家に帰ってきて天体シミュレートソフトのステラナビゲーターの、地上の山の景色も一緒に描写する機能を使って撮影していた緯度経度と時間を打ち込んで表示させると、モノノミゴトに水星と左下の小さな星と、山の形まで写真と同じに表示されました。 冒頭に書いていたように水星とはなかなか見れないもの。管理的には水星を見ることは流れ星を見ることよりもうれしいかもしれません。 本当は今回水星の高度が一番高くなる4日に写したかったところですが、日本海側特有の冬の天気によりずーっと曇っていたころに、ギリギリでも写せたからよかったところです。

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