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カテゴリ:書評とか書店とか
労働貴族
(徳間文庫、高杉良) かつて日産の労組のトップとして君臨した塩路一郎が、経営判断さえ支配するほど影響力を持った後に失墜していくまでの姿を「英国プロジェクト」の一件を交えて描かれています。 労組がかつて持っていた絶大な影響力の魑魅魍魎さに触れていますが、今ではすっかり珍しくなりましたが、それは御用組合だらけの世の中になっただけであって、経営側と組合側に両者がきちんとお互いの立場からしっかりと襟を正す必要性を改めて感じました。 こういう経済小説を読む機会は少なかったので、比較対象をあまり知らないので、作品の表現力や構想力うんぬんを語る資格はあまりないでしょうが、選んだモチーフはよかったと思います。 また、違う作品でも読んでみようと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/10/28 11:05:50 PM
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