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カテゴリ:書評とか書店とか
導入前に知っておくべきIFRSと包括利益の考え方
(日本実業出版社、高田橋範充) 2015年からの強制適用が予定されているIFRSですが、本書ではその経緯や背景、そして基本的な考え方やその問題点などがわかりやすく説明されています。特に「包括利益」の考え方をめぐる考察を通じて、IFRSの本質を理解するのに「包括利益」の理解が重要だということは、本書を読めば十分に実感できるでしょう。 学者の書いた本のいうことで、アカデミックで概念的な説明に終始しがちなのですが、簡潔かつ本質的な点をズバリと記述しているので、実務書を読む前のIFRS総論として最適です。この後に具体的な実務書や各論の本を読むと、一層効果的だと思います。
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Last updated
2010/08/07 04:18:32 PM
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