|
テーマ:訪問看護(45)
カテゴリ:訪問看護~第二章~
「娘の結婚式に参加したい」 これが患者の本音だった。 「団地の下で排泄&扇子咥えてラリってる。どうにかならないか。」 依頼内容はこんな感じだった。 他の住民に毎日のように脅迫文を投函、吸い殻をドアポストにぶち込む。 部屋の中で奇声を上げまくる。 上記状態である為、団地の住民から「出て行け」と署名活動をされ ており、精神科クリニック&地域包括&保護課もお手上げ状態。 管理者や主任も「これは無理...」となり、そうなると 「HIKO、よろしく!!」といった定番の流れに。 自宅に訪問するが不在で全く会えない。 電話をするが全くでる気配がない。 なんとか存在を認知して貰いたく手紙&留守電を残すようにした。 1週間ほど経った頃に不在のため引き返そうとした時 階段を降りてきた1人の女性と目が合う。 「もしかして、あなたがHIKOさん?」 神出鬼没な伝説のポケモンに遭遇した時の気分だった。 詳細は覚えていないが今しかチャンスがない!!と思い ワンナイトを狙うハンターの如く口説いて自宅に入室。 意外にも室内は整頓されており異臭もなく、夏の定番のコバエもいない。 「コーヒーでもいい?」とおもてなしをしてくれた。 これ期限とか大丈夫か?など一瞬心配になったが、 過去に古の急須&ポット&庭の石で浄水した水で作った緑茶 を飲んだ私からすれば余裕で許容範囲。 次回、どんな会話や関わりをしていったのか? を記憶を遡り綴っていきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.07.24 08:03:36
コメント(0) | コメントを書く
[訪問看護~第二章~] カテゴリの最新記事
|