|
カテゴリ:経営戦略と知的財産
「よく見ること」が、絞込みのための第1歩です。
しかし、「見えていて見ていない」あるいは 「聞こえていて聞いていない」ということが あまりにも多いのが実態ではないでしょうか。 よく見ることあるいはよく聞くことというのは、 実は簡単そうで難しいのです。 難しくしている要素はいくつか考えられますが、 最も大きな阻害要因は「経験」です。 経験は大事なのですが、 経験だけに頼りきっていると 物事が見えなくなってしまいます。 また、新しいことをやろうとする場合、 経験が全く役に立たないにもかかわらず、 人は経験からものを見ようとしてしまいます。 やっかいですね。 また、「うちの業界は特殊だから」 という言い方もよく耳にしますが、 これも経験から自分の業界を 固定的に捉えてしまっていて、 見えてるものを見えなくすることに過ぎないですね。 セブン&アイ・ホールディングスの鈴木会長は、 お客様がどんどん変化しているのに対応していくためには、 経験は全く役にたたないという旨のことを言っています。 また、イトーヨーカドーの新しい店舗展開で、 キャリアの長い人より、浅い人の方が むしろ業績がいいとも言っています。 経験が邪魔をして見えるものを見なくさせているからですね。 ランチェスター経営の竹田先生もよく使っていますが、 道元の教えに従い『「こだわらず、とらわれず、片寄らず」の空の心』 になることが、よく見るために必要です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[経営戦略と知的財産] カテゴリの最新記事
|