経営戦略というものは、
経営を構成する様々な要素についての
それぞれの戦略の集成です。
経営を構成する要素は、大小様々なものがあります。
ですから、そのうち何が重要なものかが大事になってきます。
その重要なものについての戦略がまずあって、
それに応じて副次的な要素の戦略を決めるのが、
正しいやり方になります。
経営で最も大事なのはお客作りですので、
お客作りに直接関係のある要素が最も重要です。
その1つが「商品」です。
そして、商品を革新するために研究開発があり、
商品の優位性を担保するために
知的財産対策があるという構造になっています。
つまり、まず商品戦略があり、
その商品戦略の中に
商品戦略を実現する為の手段として、
研究開発戦略や知的財産戦略が位置づけられるのです。
この構造が分かっていないと、
手段が目的化してしまい、
研究開発や知的財産に力を入れれば入れるほど
業績が悪くなってしまうのですね。