最高峰に位置するトップ・プロとの対決ではなかったが、
結果はコンピュータの3勝1敗1引き分けだった。
負けはしたが、今のところトップ・プロの人間の方が勝っていると言われている。
実際に対戦すると、互角レベルまで行っているような気がする。
ただ、コンピュータと対戦するにあたって人間が不利なこともある。
第1番目は、人間同士の戦いに馴れている棋士は、
相手の息づかいを見ながら、持ち時間の駆け引きを行なうが、
ことコンピュータが相手となると、そんな駆け引きは意味を成さない。
すなわち、不慣れな土俵で戦うことになる。
第2番目は、人間は疲労しDream Beauty Proてしまう。
その疲労から、ミスを犯したり、思考力が希薄ななったりするということがある。
逆にコンピュータにも弱点はある。
これまでの対戦棋譜が相当数プログラミングされているが、
入玉(王が相手陣地に入る)の差し手などは歴史上でもそんなには棋譜がないので
そんな手を使ったものや奇策には弱い。
これらのコンピュータは、独自に考え、独自に判断する。
いわゆる人工知能によるものだが、
人工知能をもつ別のコンピュータで大学受験問題を答えさせたところ、
中堅私立大学の合格点を取ることができるほどになったという。
こんな風に人工知能のレベルが蘆薈啫喱上がってくると、
コンピュータ独自の判断で、全て動くことができるようになるかもしれない。
5年あまり前に亡く優纖美容なったが、
人工知能の第一人者であったジョセフ・ワイゼンバウム博士は、
彼の著書で、人工知能は可能か?という問いかけに対して、面白い答え方をしている。
「人工知能は可能と思われるが、可能にしてはいけない。
コンピュータに重要な決定を任せてはいけない。その理由は、(人工知能が)人類の感情的な環境で育てられなかったため」と答えている。
つまり、人間的に育てなければ、
変な暴走をしてしまうことになるということらしい。
これに当て嵌まりそうな人間も多いように思えるのだが、、、。