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カテゴリ:心に残ったことば
大変だった李白の妻 日々酔うこと泥の如し・・・李白の五言絶句の一節です。 日々酔う様子は「泥」のようだ。泥のように酔うとは、いったいどういう意味でしょう。「泥酔」の語句もあります。「泥」とは、泥んこの「泥」ではなく、「泥虫」のことです。 泥虫とはどのような虫なのでしょうか。 異物志(いぶっし)の中に「骨なし虫で、水の中にいると元気だが、水がなくなるとでれっと正体がなくなる」と書いてあるそうです。 「へべれけ」の状態を通り越し、元気がなくなって、横たわって正体がなくなってしまうという感じです。白髪三千丈という誇張が好きな李白とはいえ、奥さんは大変だったことでしょう。360日、毎日、泥酔では! 李白は自ら「酒中の仙」、つまり「酒を飲めば仙人だ」と言っていたと杜甫は詩で述べています。 とにかく、飲み過ぎには注意です。 内(つま)に贈る 李白 三百六十日 三百六十日 日々酔如泥 日々酔うこと泥の如し 雖為李白婦 李白の婦(よめ)となると雖も 何異太常妻 何ぞ太常の妻に異ならん
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最終更新日
2023年08月08日 10時17分40秒
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