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カテゴリ:心に残ったことば
ふるさとの山に向かいひて言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな
歌集「一握の砂」に収められています。啄木が都会での暮らしが苦しかった頃、故郷の山がなんとも感謝なことで懐かしく思われるという望郷の念を詠んだ歌です。「言ふことなし」は 「言うことばもない・言いようもない・何とも言い表しがたい」の意味です。それほどまでにありがたく感謝なことだということでしょう。 啄木の故郷の山といえば、 変わることのない雄壮な さて、私の住む安曇野も雄大なアルプスの嶺々が連なっています。なかでもひときわ目立つ三角錐の常念岳はこの地を代表する山といえます。4月から息子達二人は東京で就職する予定です。末の浪人生もやがて故郷を離れていくかもしれません。どこにはなれようとも「ふるさとの山」は変わらず、そびえています。苦しいときに変わらない自然、変わらないおおきなもの、変わらない愛を思い出してほしいです。 私は山に向かって目をあげる 私の助けはどこからくるのか 私の助けは天と地を創られた 主なる神からくる 詩篇121 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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千葉修介さん、ご指摘ありがとうございます。おっしゃる通り「岩手山」でした。私の思い込みでの誤りでした。訂正させていただきます。
(2023年08月08日 08時33分42秒)
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