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テーマ:美術館・博物館(1522)
カテゴリ:アート
東京都現代美術館で行われている、
「イサム・ノグチ展 彫刻から空間デザインへ~その無限の創造力」へ。 2005年7月にグランドオープンした札幌市の「モエレ沼公園」は、 イサム・ノグチが壮大なマスタープランを描いて、 その後、17年の歳月をかけて完成した。 その記事を読んだ時、一気にモエレ沼公園のある北海道に思いを馳せた。 「大空からみた地球の彫刻」・・・ そして、こちらも楽しみにしていた展覧会。 イサム・ノグチといえば、「あかり」という照明が有名であるが、 この展覧会で一番初めに出迎えてくれるのは、2メートルの巨大な「あかり」。圧巻。 その後は、不思議な形の彫刻が続く。 彫刻だけで楽しめる?という不安をよそに、 イサム・ノグチの彫刻によって、本来の彫刻というアートの楽しみ方を再発見。 作品を近くで見たり、一歩下がってみたり、360°それぞれ違った形がある。 「レダ」という金色に光る彫刻などは、鏡のように周りの風景を映すので、 風景も作品の一部になる。風景が変われば作品の見え方も変わる。 中庭に「オクテトラ」と「プレイ・スカルプチュア」という作品がある。 これは「モエレ沼公園」にある遊具。 上に登ったり、穴をくぐったりして、触って遊べる彫刻。 童心にかえって遊んでみる。楽しい! 外にあるこの彫刻は写真を撮ることができるので、 無邪気なあなたを写真に収めてみては(笑)。 この展覧会の入り口に「イサム・ノグチ展」のこどものためのガイドブックという、 小さい冊子が置いてある。 これ↓ ![]() 子供向けに、イサム・ノグチについてや、彫刻の説明が書いてあるので、 わかりやすい。 なんといっても、かわいい!是非忘れずもらってみてください。 その中に書いてあった印象的な言葉。 アメリカと日本の2つのふるさとを持っていたイサムは、 自分はどこの国の人なのかわからず、いつも居場所を見つけたいと思っていた。 だから自分の作る作品も世の中に根を下ろし、役に立つものでありたいと願った。 イサムはあるとき自分の居場所に気づく。それは国ではなく地球。 イサムは自分を「地球人」だと言った。 「地球を彫刻する男」イサム・ノグチ。 その魅力を十分に体感することができる展覧会だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.09.26 00:19:30
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