|
カテゴリ:アート
出光美術館で開催されている、
「没後170年記念 仙 ・センガイ・SENGAI - 禅画にあそぶ」展へ。 (↑注:センガイのガイの漢字が入らないため、スペース空けてます) ![]() お休みの日に行こうと思ってましたが、 思い立ったら我慢が出来ず、 ゆっくり観たいのもあって急遽本日! よかった~ 楽しくて観ているだけで顔はずっとゆるみっぱなし。 それでも、伝えたいキモチは伝わってくる。 例えば、 パンフレットにもなっている「指月布袋画賛」 ![]() 「を月様幾ツ十三七ツ」 月をみてはしゃいでいる微笑ましい図ですが、 実は「禅の悟り」の核心を示している。 ・・・いかに指だけを見つめても何も発見できない。 求めるべきは指の遥か彼方に存在している「月」そのものである・・・ 蛙がニヤリと笑っている「坐禅蛙画賛」に添えられている言葉は、 ![]() 「坐禅して人か仏になるならハ」 ・・・カエルは産まれてからずっと坐禅をするように 座り続けているのだから、もうとっくに悟ってるハズ・・・ つまり、形式にばかりとらわれがちになっている禅僧たちへの警告。 ほかにも胸にくる画はたくさんありますが、 「狗子画賛」という紐で繋がれているかわいい子犬の画の、 深いテーマを読んで立ち尽くしてしまいました。 この画が映しているのは、 取るに足らない事柄にがんじがらめにつながれている、 哀れな人間の姿・・・ ほんわりしたゆるい画のなかに、 深い深いメッセージが込められています。 仏教的な理屈は抜きにしても、 純粋にどなたでも楽しめると思います。 興味のある方は、 10月28日(日)までですので、お早めに~ 出光美術館の休憩ロビーはいいですよー 皇居を眺めながらお茶(無料)ができます! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.18 20:57:35
[アート] カテゴリの最新記事
|