国民総幸福量っていいですね♪
先日ある方と話している時に巨人軍の会長の「鶴の一声」問題について私が詳しくもないのに発言し、「企業に属していたら当たり前の事だ」と言われた事がいつまでも巡っていてなかなか整理できないでいました。組織に属しているとはそう言うものだと言われて企業と言う組織から離れて長い私は外野席からの野次になるのかなと思ったり、自分の感情に焦点を当てるのが下手と言うのもあってしばらくもやもやしていました。船の舵取りをしている船長に船員が何を言っても責任を取るのは船長なので船長が全てを決定するのだと言われて、なるほどと思いました。でも一日考えて危険な時は船員でも進言するのではないかなとか横暴と独断と断行は同じではないのではないかなとか色々考えました。権力があって責任を取るから勝手に変更したり取り決めを無視して良い会社なら部下達はさぞかし惨めで虚しい思いをしているのではないかなと思いました。どう言葉にして良いのか解らないけれど私は独裁者は嫌いなので怒りばかりが募るのでした。何か資本主義国の屁理屈に思えました。どの国の企業や組織もそうなんだから独裁しても当たり前って、それは違うんじゃないかなと感じました。何だろう。言った方が一見温和で大らかで大樹のような方なので衝撃が大きいのでした。そしたら夜にBSでやっていた番組でブータン国王の「国民総幸福量は国民総生産量よりも重要である」を見て涙が湧いて来ました。理想だけじゃない実行している国があるじゃないか!うっかり忘れていた「国民総幸福量」と言う考え方。そうだった、これがあった!国王が自分の采配に現を抜かすのではなく国民の幸福を考えて政府を動かすとはなんと素晴らしい国王なんだろうと思いました。私は皆が幸せになって欲しいですが私は力も知恵も無い人間だけではなく自分すら救えない人間なので無力感が大きいです。長い間、世界は滅亡に向かっているように感じています。人々は便利さと物の豊かを追求して心の奥にフタをしているように感じています。だけど国を金持ちにする事よりも国民が幸せを感じる事を大事にしている国があるんだから希望はあるのではないか?と思いとても救われました。この世でも権力を手にしても大事なことを忘れない人がいる。そうだ、何を言われたとしてもどんな事が大手を振っていても私が大事なことを忘れなければそれで良いんだよね!!!心と身体が一番大事だと私が知っている事が大事なんだよね!それを知る良い機会でした。●国民総幸福量 (ウィキペディアより)(こくみんそうこうふくりょう、英: Gross National Happiness, GNH)または国民総幸福感(こくみんそうこうふくかん)とは、1972年に、ブータン国王ジグミ・シンゲ・ワンチュクが提唱した「国民全体の幸福度」を示す“尺度”である。国民総生産 (Gross National Product, GNP) で示されるような、金銭的・物質的豊かさを目指すのではなく、精神的な豊かさ、つまり幸福を目指すべきだとする考えから生まれたものである。現在、ブータン政府は国民総幸福量の増加を政策の中心としている。政府が具体的な政策を実施し、その成果を客観的に判断するための基準にするのが主な用途で、1990年代からの急速な国際化に伴って、ブータンで当たり前であった価値観を改めてシステム化する必要があったという。2005年5月末に初めて行われたブータン政府による国勢調査では、「あなたは今幸せか」という問いに対し、45.1%が「とても幸福」、51.6%が「幸福」と回答した。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E6%B0%91%E7%B7%8F%E5%B9%B8%E7%A6%8F%E9%87%8F