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迷子の大人たち

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2010.11.02
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馬鹿だなぁ、と思う。それは自分のこと。

反省している。本当は誰も傷つけたくはなかった。役人さんの批判を書いたが、本当に批判したいのは厚労省などお国の役人であって、地方には人材がないのは当たり前だと思っている。

だって、地方の人材をみんな吸い上げて作ったのが国家公務員でしょう。公務員志向があって有能な人材は必然的に給料の高いお国の方に集まる。

そういう意味でも国家政策は地方の衰退・過疎化に拍車をかけているのだ。もし、地方の衰退を防ごうと思うなら、国家公務員よりの地方公務員の給与とステータスを上げよ!

だが、そうやって国に人材が集まっているにも関わらず、今回の緊急雇用対策をはじめとして国は金と余計な縛り(枠組み)だけを作って地方へと放り投げ、「何か有意義に使えよ」とだけ言う。

これでは、いつぞのコメントの返信にも書いたように、はじめてのおつかいと一緒でしょう。

「千円あげるから、お豆腐と大根とお味噌を買ってきてね」 なんて言ってもレシピを知らない幼児がそれで味噌汁を作れたら、それこそ奇跡だ。


閑話休題。

僕の就農への道は今週始まったばかりというのに、極めて順調である。はじめのおっきな難関があっという間に乗り越えられそうなのだ。

親しい先輩農家からも運が良すぎると今回も言われた。そして善を施さないと、と。

確かに前職の退職日が日曜日で、翌月曜日には次の道の第一関門を越えてしまうなんてのはちょっとでき過ぎている。


この6年ほどの間、私が運命論に目覚め、輪廻転生を信じ始めてからずっと、私は自分が生まれてきた理由について考えていた。

独裁的な態度でしか愛情を示すことができない父が作った家庭。

一方的に献身的な愛を傾けたかと思えば愛息子をもぎ取り嵐のように去って行った妻。

仕事で何度も経験した、裏切り。妬みによる、嫌がらせ。根拠のない被害妄想による、攻撃・・・・・・・


これでも私は人間を愛さなければならないのだろうか・・・・・?


そんな時、ふと心の中に言葉が浮かんだ。

 「許す」 

そうか。

僕は許すことをテーマに選んで生まれてきたんだ。だから、どんなに自分を攻撃してくるような人でも許す心を持てるようにならなければならないんだ。そのための試練が幾度も訪れて来るという訳か。

そう思うと少しだけ気が楽になった。そして、すぐにはできなくても結局は許そうと思った。


高校生の頃、深夜のラジオでこんな話を聞いた。(以下うる覚え)

ある落語家(確か)の話。

その夫婦はしょっちゅう喧嘩をするのだそうだ。そしてその日も夫婦喧嘩の最中だったと言う。

不機嫌そうな弟子の様子を見かねた彼のお師匠さんがその原因を問う。そして彼が夫婦喧嘩していたことが分かったのだ。お師匠さんは問う。

「夫婦喧嘩は楽しいかね?」

「いや、楽しいというよりむしろ不快ですね」

「うむ。そうだろう。ならばその不快な気分の時は得していると思うか?」

「いやぁ。どちらかというと得しているというより、損してる気分ですよ。なんで、こんな嫁もらっちまったのか、と」

「そうだろう。不機嫌な時は損しているんだよ。ならばその損してる時間は短い方が良いよな?」

「へぇ、もちろんでございますな」

「ところで君らは通常何日で夫婦喧嘩が終わるんだい?」

「へぇ、大体三日ほどでございます」

「喧嘩が終わる時のパターンってものがあるんじゃないのかね?」

「はぁ。そう言われてみますと・・・・・(考え込む)・・・・・大体私が空腹に耐えかねて不機嫌そうに、メシ、と呟くと女房が私の好物の干物かなんかを不機嫌そうに出してくれて・・・・・空腹なんで我を忘れて、うめぇ、うめぇ、と言ってるといつの間にか女房が機嫌を直していて・・・・・・・終わってますね。あ、こりゃ、驚いた。毎回そのパターンだ。」

「そしたら今回から三日間も我慢してないで一日だけにしたどうかね?」

「へぇ、そうしてみます」

お師匠様に言われる通りにしてみたら本当に一日で夫婦喧嘩が収まるようになった。

暫くして。また夫婦喧嘩があったようだ。お師匠さんが説く。

「今度は半日だけにしてみたらどうかね?」

こうして夫婦喧嘩が半日で終わるようになり、アドバイスによってそれがとうとう三十分で終わるようになったのだ。

そして、お師匠さんが切り出す。

「では、何故夫婦喧嘩になるのか考えてみよ」

「・・・・・そう言われてみますとつまぁらないことですわ。サンマの塩焼きにおろしが乗ってない、とか」

「そうであろう。そんなつまらぬことで例え三十分でもお互いが嫌な気分を味わい、お互いが損をするというのは無駄なことではないかね?」

「・・・(考え込む)・・・確かに。そうか、大根おろしくらい自分でおろせば三分でできる。たったそれだけの不満を口に出したために俺は三十分も嫌な気分になり、人生を損していたのか」


彼に足りなかったのは、許す心だったのだ。



人生に後悔はつきもの。  失った時間は戻らない。




すぐに許すことに気付けば、後悔せずに済むはず。でも、それが、なかなか、できないものなのだ。








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Last updated  2010.11.03 22:48:56
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