*本当にお久しぶりの修理日記~その3*
またまた前回途中になってしまいました本当にお久しぶりの修理日記今回は最期の塗装が終わって仕上がるまでです。こういった古い家具は持ち主の方がそれぞれに塗装をして色が塗り重なり、上の色が剥がれていっていいグラデーションを作る事が多いので今回もいかにその雰囲気を出すかが課題。塗装前がこんな感じです。最初に剥がれる前の少しグリーンっぽい色合いを作り塗装します。そしてこちらを乾かしうま~く上の色が剥がれるようにちょっとした細工をし?!(これは今まで色々試したのですが一部分だけ色がのらないように工夫してあげれば良い訳です。色々な方法があるかと思いますので興味のある方は試してみて下さい。ちなみに今回はすこ~し油的な物を最終塗装前に塗っています。)その後表面部分と同じ感じの色を作り塗装。その後、数日乾かしてうま~くアンティーク風に色を剥がしてやれば完成です。そして出来上がりがこちらうん!なかなか良い出来です。こういった修理は本当に楽しいし、やりがいがあります。そしてぼろぼろだったキャビネットがまた息を吹き返して遠く日本の地でこれから末永く暮らす事を考えると少し感慨深いです。という訳でアンティーク家具の修理でお困りの方是非、ご相談下さいね~。