ぱちくんとひょうたん

日高の畑でも、ジャガイモのツルにミニトマトみたいな実がなったことがあった。４年前の話

で、畑で水さんが最初に見つけて「これは何だろう？」で大騒ぎ。ジャガイモはふつう土の中

で成長する。それなのに、この実はいったいなぜなのかと憶測を呼んだ。この時は新聞でジャ

ガイモが実を付けた話が他にあったので、「先を越されたか、残念！？」という思いをした。

同時にそんなに珍しいことでもないのかと感じたものだ。

そんなジャガイモの実がまた埼玉で見つかったとのこと。




ジャガイモに実がなった！


毎年、どこかでは必ず見つかっているみたいだ。

ところで、ジャガイモの実は食べられる？

答えは緑色の実は食べてもおいしくないだろう。むしろ、食中毒を引き起こす危険性あり。

このプチトマトみたいなジャガイモの実を割ると中に種が入っている。

種を乾燥させて来春まけば、また直径１ｃｍ程度のジャガイモができるという。

しかし、種を収穫するには実を十二分に熟さなければならない。




ジャガイモの実を半分にすると


そんなジャガイモの実を食べた人がいた！

ジャガイモ博物館の主によると、ジャガイモの実は絶対に食べてはならないとあるが、イタズ

ラ半分に時どき食べていたそうだ。緑色が薄まり、少し黄色味を帯びた頃多少味が柔らかくな

れば食べてもまったく心配ないとのこと。つまり、熟すればの話しだ。

米田勉（１９９１年園芸雑誌）氏によれば、熟したジャガイモの実には果糖、有機酸（クエン

酸、リンゴ酸）が含まれているので果物に近い。焼酎につけたら、メロンの香りもするとか。

そんなジャガイモの実は昔からあったものらしい。



ルーサー・バンクの話、バーバンクポテト



西部開拓時代のアメリカで、栽培が簡単で沢山採れるジャガイモが求められた。そこで、種を

まいて育てようとしたルーサー・バンク。彼はジャガイモはイモで増えるが、もし種から増え

れば元のジャガイモと違ったイモができる筈だと考えた。一つの実から見つかった２３粒の種

をまき、収穫量が多くて保存が利きなおかつ味が良い物を見つけ出した。それをバーバンクポ

テトとして売り出したら、西部開拓時代にはとても好評だったとの話もある。




生のジャガイモ汁はいいが、

ジャガイモの芽や緑色はダメ！


ただ、ご注意あれ！！

ジャガイモを放ったらかしにして置くと知らない間に芽がでることがある。このジャガイモの

芽や太陽の日差しを浴びた緑色ジャガイモはソラニンことグリコアルカロイド（ＰＧＡ）が含

まれているそうだ。食べれば、間違いなく食中毒になる可能性は高い。

それに私は保証できないが、果物や野菜ジュースを加えて生のジャガイモのしぼり汁を飲み続

けるとガン細胞の抑制効果があるそうだ。（*^_^*）