ゴミの不法投棄に最高な対策
ゴミの不法投棄に悩まされている方に朗報です!これはきのう、日高のひょうたん畑に行く途中見つけた。場所は宮沢湖入り口付近である。いつも、何だろうと気にしていたのだ。路肩に車を止めて見ると、何とそれは赤ペンキで塗った鳥居じゃないか!?それも2つもある!道路の反対側に民家があり、日曜の昼間なので家人が私の行動を不審そうに見ている。ちょうど、タイミングがいいと思い、この鳥居のことを訊ねた。すると、以前はこのあたりは不法投棄のゴミの山で荒れ放題だという。困り果てた地主さんがこの鳥居を設置したそうである。おかげで、この鳥居を設置してからゴミの不法投棄はまったくないみたいだ。鳥居は神社などにおいて、神域と人間が住む俗界を区別するもの。ちなみに、ゴミの不法投棄対策に使用する場合はちょっと違う。実際の鳥居のそのままでは恐れ多いとの理由で下の棒が上の棒より長くなっている。だから、この場合は「鳥居」ではなく「鳥居もどき」だ。それにしても、これは一見「鳥居」である。この鳥居は聖界の入り口として恐れ敬う人間の心理をうまく利用したものと妙に感心した。上の写真は平安神宮の鳥居である。鳥居は2本の柱の上に笠木と島木があり、その下に貫を入れたものが基本形だ。大別すると、神明鳥居(しんめいとりい)と明神鳥居(みょうじんとりい)の2つ。神明鳥居は明神鳥居を簡素化したもの。