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アイアムアブディスト ―I am a buddhist―

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①迷惑メールやコメントには対応しません。直ちに法的な措置をとらせていただきます。
②こちらに掲載されている論文を引用する場合、必ず出典元がわかるように明記してください。

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​【巻頭言】​
新型ウイルスで分断が進む。
人間の「分別」は文字通り世界をまっぷたつにして世界戦争を始めそうだ。
誰もが大切なものを守っているかに見える。
「私たちは幸せになるために殺しあうのか❓❓❓」
世界は不可解な謎に満ちている。
都会人が頭で考える時代は終焉した。
今こそ、身体で考えることに慣れている辺境の地より、クイズマスター達が集結するのだ。
編集長 斎木浩一郎


さて、この『アイアムアブディスト』であるが、2022年版は2020年の「新型ウイルス特別号」、2021年の「続-新型ウイルス特別号」のさらなる続編であり、死んでいける生を「ようやく生き始める」ための「議論を始めるための」フリーペーパーとして自費で3000部限定で印刷されている。まず、この書を実際に手に取っていただきたい。新潟県が遠方である場合は​​tanabata20190707@gmail.com​
まで実名で連絡がほしい。時節柄、ただちに迷惑メールには法的な措置をとる。幸いに品切れになった場合は増刷するが、その際のカンパ金(志)は拒まない。
このアイアムアブディストの使い方である。

【『アイアムアブディスト』の使い方】

①やぶれて擦り切れるまで徹底的に読み込む。
2-3頁の「人類未解決の5大難問」について、編集長齋木の「問題提起論文」を受け、各執筆者が専門分野について執筆している。各論考はあくまで各難問を考え抜くためのヒントとして捉えてもらえれば良い。そこには、より深く思索するための参考文献や動画へのリンクが記してある。簡単には読めないようになっている。当たり前だ。私たちはみな、非常に難しい状況にいるのだから。

②コロナウイルス感染症下において、お互いに助け合う。
私たちは2020年4月8日から現在にいたるまで1年以上毎日継続して地元三条の飲食店からテイクアウト等をして食べ続けている。その完全版は編集長斎木のツイッターで見ることが出来る。②-1 近くに住んでいればぜひ食べてほしい。あらためて#三条エール飯とハッシュタグをつけて応援してほしい。ZOOM飲み会は三条の飲食店からテイクアウトしながらほぼ週に1回は開催している。参加したい場合は、なんとか私たちとメール等でコンタクトをとって参加してほしい。参加条件はブディストとしての最低限のルール(悪意や善意をもって人を攻撃しない等)を守れることだ。ここは厳密にしたいので紹介等があれば一番いい。

③各難問への回答はMicrosoft Teamsでスレッドを作成したので、連絡をもらえれば入室キーを返信しよう!
​​
​​​④編集長斎木が執筆してきた『新潟親鸞学会研究紀要』所収の論文集でさらに考えよう。

https://drive.google.com/drive/folders/11xMNxrkrf7umMYNG-1PcXBiCMDJQhbHT?usp=sharing

掲載論文は下記の通り。「クイズマスター特別号」を読み解く際には特に2、4、5が参考になる。

1、現代心理学者における仏教受容の諸相(2011年『新潟親鸞学会紀要』第7集所収)
2、現代心理学諸派における凡夫の概念とその超克(2012年『新潟親鸞学会紀要』第8集所収)
3、対話心理学における仏教理論の応用について(2013年『新潟親鸞学会紀要』第9集所収)
4、浄土真宗の身体論(2017年『新潟親鸞学会紀要』第13集所収)
5、浄土真宗の身体論における阿弥陀仏(2019年『新潟親鸞学会紀要』第14集所収)
6、真宗の悪しきアキラメ主義と唯識を学ぶ動機(2020年『新潟親鸞学会紀要』第15集所収)
こちらの論文を引用する場合、必ず出典元がわかるように明記してほしい。

⑤このブログでは各執筆者は紙幅の都合で書ききれなかったものを適宜補足しているので読んでほしい。
Dec 10, 2023
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昨日は補助文献『三論玄義』について少し触れたが、もう少し補助文献についてである。
2023年5夜連続ZOOM飲み会のサブテキストは中村元『龍樹』(講談社学術文庫)。


2021年7月発行の続-新型ウイルス特別号でゲスト執筆していただいた三代舞氏は、2021年時点で「四句分別」を考えようとして脳が混乱してますます訳がわからなくなってきた私たちにとって、唯一頼りになる本物のインド仏教研究者であった。

その後、三代さんをゲストに龍樹の「四句分別」と我々の分別である「排中律」の基礎を学ぶ講義を2021年10月に行なっていただいた。

まず、私たちの分別は「排中律」なのだと知ることが大切なのですよ、と。


ハイチューリツ?? そんなの数学で習ってないぞ!という私たちに、三代さんは私たちの思考方法は基本的には「Aでなければ非Aである(中間を排する)」という仕組みだと教えてくれた。


その時に、龍樹の『中論』を読むのには何を読んだらいいんですか?と直接聞いてみたら、桂紹隆・五島清隆『龍樹『根本中頌』を読む』が最新の研究成果を踏まえていて良いとのことであった。

さっそく購入して、通読してみた。

「はー、『中論』で通読できるもんなんだなー、へー、ほー」という感想で、中身は難しくて全くわからなかった……。

だけれども、清水先生の論の中にも『中論』第二章の「行くものは行かない」が引用されているので、これは考えてみたい。

清水先生にメールで聞いてみると龍樹について考えるには、意外と普通に中村元『龍樹』(第三部に『中論』の訳も含まれている)がよくて、龍樹が何を批判していたかという歴史的な背景がわかるということであった。



もう少し具体的にいうと、「仏教哲学の真源を再構築する−ナーガルジュナと道元が観たもの」には龍樹の対論相手としては説一切有部の思想が挙げられている。

説一切有部の思想はいいところまで考えているが、それが誤謬になるという龍樹批判した表現が「行くものは行かない」ということ……なのか。

このあたりが非常に難しいので……これを弥彦温泉で清水先生をお招きして徹底的に考えてみたいのである。

続く。一般参加者のためのライブ配信もあります。Googleフォームからお願いします。







Last updated  Dec 10, 2023 11:21:03 PM
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