カテゴリ:舞台系
卒業した生徒の卒業文集に「私の夢」を聞かれ、「大道芸人になって、世界を放浪する」と書いた私。
結構、マジ夢なんすけどね、これ。 「吟遊詩人」っつうのにも大いなるあこがれが…もし、前世を占ってもらって、吟遊詩人っていうのがあったら、もう、飛び上がって喜んじまいますぜ、ダンナ…てな具合っすわ。 (一度、占ってもらったら、「どこか暑い地域で、患者さんのために熱心で、勉強家のお医者さんだった」って言われて、これはこれで、結構、お気に入りな設定なんですが…がはは) 閑話休題。 そんな大道芸人として、世界的に名を馳せているパントマイムの舞台を見に行く機会がありました。 がーまるちょば。 いや~~~~~~~~~最高でした。 まず、観客を巻き込むつかみが素晴らしい。 会場の空気の盛り上げ方、遅れてきた観客のあしらい …会場の気温が5度くらい上昇したと思われるくらいヒートアップ。 人を楽しませる=エンターテイメントに徹していて、さすが~~~なんて思っていたのだ。 …最初は、ね。 でも、見ているうちに、パントマイムの芸術性に深~~~~~く感銘を受けてしまった。 メンバーの一人、HIRO-PONさんが、チラシでこう述べている。 「見えない壁や綱引きをおもしろおかしく身振り手振りやっている」という答えが返ってくる、パントマイムというイメージをいったいどうしてくれようか、と。 …私が、本当にパントマイムの本質をつかんでいるかは心もとないけど。 でも、思ったのは、「パントマイムは、演技することそのものなのだ」ということだ。 私には、以前、市民対象の演劇教室に途中まで通っていた過去がある。 しかし、そのメニューの中に、パントマイムが含まれていなかったのだ。 あれ…すご~~~~~~~くおかしいことだったんだなぁ~~~~~~と、今更ながらに思った。 がーまるちょばのお二人は、モヒカン頭にサングラス、サングラスをはずすと、いささかファニーフェース(すまん)なおじ…お兄さんのコンビである。 しかし…この人が、あるシーンで盲目の薄幸な少女になってしまうのだ。 そして、それらしく見えてしまうのだ…なぜなのだ? でも、この人、ちょっと前までは、町のチーマーやっていたんだぜ? いかにもそれらしく…なんで? そして、ついさっきは、犯罪者を追いつめる刑事さん…それだって、いかにも、そう見えた。 イメージとしては、アリとキリギリスのお兄さんが演じるようなタイプの刑事さんね。 すごい!すごい!!すごい!!! あの芸術を支えているのは何なのだろう? 観察力? 身体能力? 何か、表現上のテクニックの基礎でもあるのだろうか?? いや~~~~~~~本当にすごい!!! 私は今まで、演技することって、セリフが主だと思っていた。 でも、違ったのね~~~~~~~体だったんだなぁ~~~~~~ …まぁ、コミュニケーションの主体は、ノンバーバル(非言語)っていうしなぁ~~~~~ 体が発する表現というものの威力を思い知った舞台でした。 今後のますますのご活躍をお祈りしておりまする。 (あたいも、パントマイム習いた~~~~~~~~い!!!) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.05.04 15:34:58
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