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カテゴリ:いぶらの日本の家族
r-gonさんの日記を読んで、思い出した。
あれは、結婚してまだ1年も経たない頃、 のんきと大喧嘩して、(って原因もまったく覚えてないけど、) トイレで思いっきり泣いた。 まだ日が高かったから、多分日曜日だったんだと思う。 しゃくり上げて止まらなくなる位泣きながら、 あいつのせいで、家族からも引き離されて、こんな所にいなきゃいけないんだ、 とか、離婚して日本に帰ってやるぅ、とか思いながら、 なぜか、「母ちゃぁん、姉ちゃぁん、」と呼んでいた。 本当に、頭がズキズキして、顔がカァッと熱くなるほど泣いた。 翌日、朝早く電話が鳴った。 母ちゃんからだった。 彼女は、涙声で、「元気でやってんの?」と私に聞いた後、 しばらく黙って、「あんた、昨日泣きながら私の事呼んだでしょ?」 と言った。 私は目が点。 「夢に出て来たんだよ。あんたが丸く膝を抱えて泣いてるのが、、」 「大丈夫なの?仲良くやってるの?」 と繰り返し、心配そうに尋ねた。 自分も駆け落ちだったから、私の気持ちが分かるんだろう。 ちょっとやそっとの事じゃ帰れない。 そういう思いを彼女も過ごして来たんだ。 とっても心配してくれた。 彼女の家系は、そういう事が日常茶飯事で、 誰もそういう事が起きても大騒ぎして驚いたりしない。 それにしてもまったく不思議な話だった。 続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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