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以文会友のモノローグ
ディスプレイには十段戦挑戦者決定戦の模様が映し出されている。 白番の依田先生、得意の捨て石作戦かと思いきや、封鎖が不完全でだいぶやられている印象だ。 椅子に腰掛けて眺めていると、にわかに着手は進み、 山下棋聖は、外側の白の壁を攻める勢い、これは決まったか? ところで、このディスプレイ、「幽玄の間」のグラフィック画像なのだった。 「幽玄の間」のパンフレットも積まれていて、ネット中継のデモンストレーションの意図だろうが、 私に言わせれば、かなり残念である。 ここは棋院のロビーなのだ。 対局はまさにこの階上で行われているというのに、そのリアリティがない。 理想を言えば、検討部屋と同じモニターが設置されて、 すべての対局室の盤面がリアル映像で映し出されるといい。 時折、盤上に対局者の頭や扇子がかぶさるのも好ましい。 特にリーグ最終戦の一斉対局のときなどは壮観だろう。 このあたりの演出、関西棋院などはどうなっているのだろう? もっと巧くやっているような気がする。 さて、結果はといえば、284手まで先番山下棋聖が6目半勝ち、 趙治勲十段への挑戦権を獲得した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 16, 2007 09:47:47 AM
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