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2024.10.22
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カテゴリ:こはく文庫


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2024年9月刊
こはく文庫
著者:ひなの琴莉さん

片思いをしていた同期に告白した三井美香。けれど同期は辛らつな言葉で美香を振るとともに、衝撃の事実を告げてきた。それは美香の親友でも真由香と付き合っているということ。実は真由香は以前から美香のことを嫌っており、自分の恋人に片思いをする美香をずっと陰で笑いものにしていたのだった。悲しみのまま、ひとりバーで呑んでいた美香は、見知らぬ男性に声をかけられる。原岡蓮也と名乗るその男性は、パーソナルトレーニングジムやエステサロンを経営する若き社長だった。美香が専属秘書になることを目標として働いてきたことを知った蓮也は「うちの会社で働いてみないか?」と提案してくれ、美香は蓮也の秘書として働きだす。転職した美香の生活は充実していた。秘書の仕事は楽しいし、なにより蓮也はとても魅力的な男性だ。「特別な感情を抱いてはならない」と自分に言い聞かせるが、蓮也の態度は美香に勘違いを起こさせてしまうほどに甘く優しくて……。

​     ↑楽天ブックスより、あらすじ引用

登場人物
 三井美春=親友に裏切られ失恋した挙句退職を余儀なくされた会社員。
 原岡蓮也=パーソナルトレーナージム会社の若手社長。
瀬川セイラ=蓮也の元カノ。


食品メーカーの秘書課で事務補佐として働いている美春は、親友と思っていた同期の真由香に嵌められ、失恋した挙句思いがけないほどの悪意をぶつけられ傷付いていた。
学生時代、恋人に不感症だと責められフラれて以来、郷田は漸く好きになれた人だった。そんな彼女の気持ちを知りつつ、真由香は裏でちゃっかり郷田と付き合い、二人で美春のことを嘲笑っていたのだ。

やりきれない気持ちでヤケ酒していた美春は、隣の席にいた男性に声を掛けられ、聞き上手な彼に言われるまま先日起こった出来事を話して聞かせた。
傍から聞いてもかなり悪質だと彼は眉をひそめていたが、そんな奴らの為にあなたが肩身の狭い思いをする必要はないと励ました。酔いもあってか何故か心に響いて、あの人達が羨むような人になって見返してやるっ、一気に酒を煽ると美春は男性に宣言した。
すると、彼は何を思ったのか、名刺を取り出し彼女に渡すと、何かあったら連絡して欲しいと告げると奢ってくれたばかりか帰りのタクシー代まで出してくれた。

翌朝目が覚めた美春は昨夜の失態を思い出して猛省。
でも、見返してやるとまでは思っていないものの、漠然とランクアップしたい気分だった。真由香は、地味女ながら優秀で秘書検定にまで合格した美春を妬んでいたと言う。
だからせめて、女としては勝ちたかったと吐き捨てていた。
自分の何が彼女のプライドを刺激したのかは判らない。どちらかと言えば真由香の方がシャットアウトしていて話も出来ないうちに、美春の悪評が囁かれるように。
仕事一辺倒かと思えば真由香の彼氏に横恋慕してたらしいとか、上司ウケのために検定を受けた等、噂の出どころは恐らく真由香だろうが、ここまでされると腹が立つと言うより悲しい。
針の筵のような職場で鬱々としていた頃、あの日のお礼をするのを忘れていたと思い出し、名刺の番号にかけるとあのバーの男性・原岡蓮也がすぐに出てくれた。
お礼をしたいので都合がつくときにお会いしたいと告げれば、就業後ならと彼の会社に呼び出された。名刺にあった会社名は最近都心でよく見るパーソナルジム店のもの。

受付に話は通してあったのかすぐに対応して貰えて社長室に案内されると、原岡と再会。美春が謝罪をし、持参した菓子折りを手渡すと、あの後結局どうなったのかと尋ねられた。
親友と思っていた真由香とはあれから口もきいてもらえない事、悪評を流され部署に居難いことを素直に話した。転職を考えていると言えば、原岡からうちで働きませんか?と言われビックリ。
専属秘書が寿退社するそうで、後任を探していた所だったと言う。
それに、人を見る目があるんだ、とも。
確かにこの申し出はありがたい。検定にも受かっているし今の職場も潮時なのだろう。数日間考えた結果、美春は原岡の会社で働くことを決めたのだった。

一カ月後、会社を退職した美春は原岡の元へ。
前任秘書の外崎の指導では判り易く、地頭の良い美春はすぐに仕事を覚えた。その間、社員はジムを使いたい放題という特権を生かし、トレーニングを始めた彼女に原岡が直々に見てくれて恐縮しきり。
おかげで大分親しくなったと思う。
仕事が恋人と嘯く彼も、実は過去の手酷い失恋で恋愛は懲り懲りだと言っていた。意外にな共通点に親近感が湧き、原岡に惹かれ始めていた美春だったが、それは彼もだった。
素直で機転が利き、実は結構な美人の彼女に、一目惚れに近かった原岡は、二の足を踏んで中々想いを告げられずにいて、つい出張先の韓国で雰囲気に流され関係を持ってしまった。
学生時代からの友人でもある外崎にも、そこは先ず告白してからするもんでしょ、と呆れられ、誤解されない様、早いうちに想いを打ち明けろと発破をかけられていた。

一方、美春は規則正しい生活とジム通いに系列のエステも利用していることですっかり垢抜けた。今ではしょっちゅう男性に言い寄られるようになっていた彼女に原岡はハラハラしっぱなし。
ついに想いを打ち明けると、美春も同じ気持ちだったことが判り二人は晴れて恋人同士に。夢のような日々は瞬く間に過ぎて、交際から二月ほど経った頃、出席したパーティーで美春は原岡の元カノ・セイラに出会い・・・。


この元カノも起業家で、仕事の方が楽しくて原岡を捨てていました。
そのせいで彼は恋愛から遠ざかっていたんですけど美春に出会って、新たな恋をする決心がつきます。関係も順調でいずれは結婚をと考えていた矢先に、セイラが現れちょっかいをかけ始めたもんだから、美春も誤解して、別れを切り出される始末。
いやいや、彼女とはもう何でもないからと必死に引き留め、何とか納得させた後、セイラに苦情を言うと、別に邪魔をするつもりはなく幸せそうだったから茶々入れたくなっただけと聞いて彼も唖然。何ともはた迷惑な人でした。
ヒロインの性格の良さというか素直さを引き立てるためかもなのですが、真由香とセイラ、性格悪すぎでしょ(苦笑)特に真由香はヤバイ。そこまでするか、普通。
破局の危機を乗り越えた数か月後、原岡からプロポーズされて物語は幕。
地味女が垢抜け、彼女を見出した社長と恋に落ちる、そんなお話でした。


評価:★★★★☆





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最終更新日  2024.10.22 14:25:18
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