―予言詩―「水のたまるA・I・」
―水のたまるA・I・― 二十年続いた、この混迷はみどりの鷹の証であり日本古来のいにしえさえも、破壊するものであった。 水のたまるA・I・は、北極をとかしうる飛行船にMの字を描く A・I・ 次の文字が浮かび上がる前に、閉じられる四文字のテンプル、八つの菱に映しだされる光景はあなた方が二十歳前に見る光景だったのだ マヤの伝説に鍵十字を切るのは近い(一つ飛んで、八年前「序」)――ニュース、はじめまして、私は天字空円です。この頃はサイエンが多いので、今から土佐に向かう処でした。――(故人は夕べを語るまもなく・・・) 悪の展覧会を目に焼き付けた者たちは白鳥の如く、気比の海に泳ぐ波にさらわれ遠い昔の話から、近代科学文明のお話を音楽の如くききながら、音もなく沈んでゆくのであった星は明るいが、太陽は沈みかけるしばしやんでから遊弋の敗戦旗は、筐体の鷹に折れかけた嚆矢を射るのであった二〇〇三年に起こったことは、反芻される。―(ロルカ詩集を持つダンテより)――-その他の―予言詩―