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2003.12.10
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カテゴリ:アート
案内ハガキを掲載する、アートイベント情報サイト「POSTCARDS 」に、掲載したイベントには、特に始めて掲載したものを中心に、実際に行ってみるようにしている。
今日は、朝から、四谷で打ち合わせだったこともあり、その勢いで、飯田橋のギャラリーに向かった。今回は、手芸の展示である。東京デザインフェスタ会場で少し、作品を見たが、失礼な話だが、あまり印象が残っていなかった。
駅から歩道橋渡り、階段を下り、銀行のATMの横の階段を上がり、会場に入ると、そこは人でいっぱいだった。しかも。全員女性。そして、壁一面に、毛糸で作られた縫いぐるみで覆い尽くされている。すごいパワーだ。私は、黒のスーツで行ったので、浮いていた。
このイベントは「あみぐるみコレクション 」といい、 日本あみぐるみ協会が主催している。このあみぐるみというものは、あみもので作った縫いぐるみのことで、様々な毛糸を駆使して編み物をし、その中に綿を詰めて、縫いぐるみにしたものである。サイズは、15センチぐらいのものが、多く、手軽に作れるのが、人気の秘密のひとつだろう。
また、毛糸も、毛足の長いものなど、様々なタイプがあり、いろんな表現が出来るアイテムが揃っているのも。その人気を後押ししているように思う。
このイベントも約2年半、協会は一年少しだが、本当に、パワーがある。
このあみぐるみ作家は、全国にいるらしく。インターネットを通じて、噂が噂を呼んで、今回は、140名の作家の作品が展示し、作品が販売されている。どおりで、全ての壁が、あみぐるみで埋まるわけだ。
一人一人の情熱が、折り重なり、さらに強力なものになっている。私は、ただただ圧倒されるだけだった。

壁一面に、人形で、圧倒されたと言うと・・・
今年の10月に行われた、高円寺『ハート・トゥ・アート』 のメイン会場の一室で行われていた、柳瀬忠彦 vs 滝町昌寛 のこーナへでは、壁一面に手袋で作った縫いぐるみが貼り付けられていた。関連ページ 。一日5個作ったとしても、何年かかかりそうな物量である。これを、一人で作ったというから、ほんとうに驚きだ。しかも、ひとつひとつ、表情が微妙に違う。
どういう気持ちで、作り続けたのだろうか。機会があったら聞いてみたいものだ。

さて、この、手袋を使った、ぬいぐるみの材料である、手袋も、もとはというとニット。つまり、あみものである。この技術というのが、やはり、日本が世界に誇る技術なのだ。
自動でニットを作る機械のトップメーカーは、和歌山の島精機であろう。この会社は、現社長の島正博氏が、軍手を作る、手袋編機の自動化をするめたに、今から40年ほど前に設立された。この島氏は、町工場で働いている10代の時に、既に、手袋編み機を開発。特許取得。それから、現在まで数々の発明をしつづけていると言う。
ディスカウントショップなどで、軍手が安く手に入るのも、この島精機が、自動手袋編み機を開発したからである。
さらに、軍手を良く見ると、継ぎ目がなく、正確に、複雑な形状の手袋が編まれていることに気が付く。これは、全自動シームレス手袋編機によるもので、これもかなりの技術である。
この技術は、さらに発展し、セーターの継ぎ目を無くする技術に発展。同時に、デザインから生産までトータルにカバーするシステムとなり、ファッション業界にとって、必須といえるアイテムとなる。このおかげで、服のデザインの自由度が格段に向上。さらにコストも抑えている。設計システムと連動することで、いままで、人間が最初から考える事では困難な設計も可能となっている。それらの技術のおかげで、なにげなく着ている、おしゃれなセーターが存在するのである。
そして、柳瀬忠彦氏の作っている、手袋でつくった、縫いぐるみたちも、日本の優れたテクノロジーを背景にして出来たものなのだ。

日本人の編み物への情熱は、手作りにしても、機械生産にしても、いずれにしても、熱いものを感じる。
もしかして、日本は、編み物大国かも。

今は、ものづくりは、海外に移転していると言われるが、これだけ、日本は、ものづくりのパワーをもっているのだから。これを、生かさないわけにはいかないように思う。
それを生かすには、国内のものづくりパワーを食わせていくビジネスモデルや環境作りを進めていく必要があると思う。





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最終更新日  2004.08.12 11:28:17
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