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テーマ:サイト見つけた!(367)
カテゴリ:「個」「孤独」「群」「共同体」
インターネットが日本に本格的に入ってきて、そろそろ10年経った。
今になって、いろんなサイトを見ていると、WWWやHP、HTMLの当初の概念とは、かけ離れたものが多い。その一方、本来目指していたものを、具現化しつつものがある。 blogも、その具現化しつつあるものである。 さて、その当初の概念を、私なりにまとめてみた。 HTML:自分たちで簡単に文字や画像など様々なものを使って情報発信するための簡易言語である。HTMLは、いろんな事が表現出来るようになるように、様々な、改良を加えた結果。逆に、機能が多くなり使いづらいものになってしまいました。今は、Blogなど簡単に表現しやすい様々なツールが開発されてHTMLをあまり意識しないでページ作りを出来るようになりました。 HP(ホームページ): 自分が情報を発信するための基本となるWeb Page。ブログのトップページと機能的に似ています。いや、ブログのトップページは、ホームページに適していると言えましょう。 ホームページと一般的に言われていますが、内容の書かれたページは、ホームページとは言わずに、Webの一部となったページとして、Webページと呼ぶのが正しい。 WWW(World Wide Web):世界中に蜘蛛の巣のようにリンクが張り巡らされた状態で。それらは、一つ一つの独立した、ホームページが、HTMLという自分たちで情報発信出来るツールを使い、情報発信をしたものの集合体。 ブログは、その点、リンクやトラックバックなどの機能を使い、簡単にしかも複雑にリンクが出来る仕組みになっているのは、本来のWWWの概念を具現化しようとしているツールである。 さて、そう考えると、世の中に出回っている多くのサイトは、ECサイトも、フィッシング詐欺のサイトも、自動販売機としての機能で、自らの手で情報発信し、繋がっていく機能を持ち合わせていない場合も多いし。 企業のホームページと言われているページも、外注業者任せだったり。企業の各部門の現場は、自分の部門のホームページという意識が無く、広報や電算の人が勝手に作っていると思いこんでいる。もちろん、自分たちで管理もしない。だから、あくまでも、自分の部署の事を書いた記事ページでしかなく、その部署のホームページではない事が多い。 これは、役所もしかりだ。 また、ホームページ作成業者が、作成代行をした場合、本来発注者側の企業なり団体が、自分の物として取り組まず、業者任せにしてしまう事もある。 そういうことで、当事者が噛んでいないページが多い。 これらは、本来の意味で、ホームページと呼んで良いのだろうか。 ビジネスブログという言い方も昨今流行っているが、もしかすると、これが、今後ホームページを取り戻すことになる可能性をもっている。 とはいえ、すでに、10年かけて、ホームページは、チラシのように使うとか、自動販売機のようなものだという刷り込みをされている状態では、なかなか本来のホームページのコンセプトを取り戻すには、時間が掛かるだろう。 さて、そんなさなかに、とっても小さなページたちだが、これぞ、ホームページだというページを見つけた。 ボーイスカウト京都第72団 http://blog.livedoor.jp/boyscout72/ このボーイスカウト京都第72団のサイト内にあるブログは、この下部組織である、 ・ビーバー隊:幼稚園の年長~小学校2年生の夏 ・カブ隊:小学校2年生の夏~5年生の夏 ・ボーイ隊: 小学校5年生~中学校3年生 のそれぞれの、ブログを使った自分たちで運営するプログを使ったホームページと連動する仕組みとなっており。 http://tweb.no-ip.com/~kyoto72/ というボーイスカウト京都第72団のトップページとのリンクがまだうまく構築出来てはいないが。このサイトだけで、それぞれの核をもったものがWeb状態で繋がった状況が出来ている。 このことにより、各の隊への指導は大変だと思うが、団全体のホームページのコンテンツを一部の人が抱えて、必死になって更新する業務が軽減すると共に、サイト全体が活性化してゆくだろう。 こんどは、これと、活動している個人のホームページとが繋がるようになると、もった面白いことになるだろう。 久々に、ホームページらしい、ホームページを見た気がした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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