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テーマ:今日の出来事(292604)
カテゴリ:「個」「孤独」「群」「共同体」
またもや、仕事で仙台に来た。
今回は、宿泊の予約が取りにくいと思ったら、東北三大祭の一つ「仙台七夕まつり」の当日だったのだ。 この「仙台七夕まつり」は、今年で復活60回目だそうだ。 軍事政権下、日中戦争が激化しつつある、1939年に「仙台七夕まつり」は、休止に追いやられたのですが、戦争の終わった翌年(1946年)に、東一番町という商店街にあった戦災による焼け跡に、商店主たちの力で、52本の笹飾りが立てられたそうです。その笹飾りは、終戦後、資材の少ない時代のため、印刷所の断裁済みの紙切れなどを使って、心をこめて作ったそうです。それは、豪華さがなかったものの、情緒あふれる、色とりどりの吹き流しなどを見て、涙を流して見とれた人もいたそうです。 それ以来、戦後復活60回目になっても、商店街の方をはじめ、子供や地域の方が中心となって、まつりの伝統を守っているそうです。 七夕まつりの伝統といえば、仙台七夕の七つの飾りですよね。 まず、仙台七夕のイメージといえば「吹き流し」ですよね。他の地域の七夕でも飾る「短冊」「投網」のほかに、「折鶴」「かみごろも」「巾着」「くずかご」の、合計7つである。 「短冊」「投網」「折鶴」「かみごろも」「巾着」は、祈願するために奉られたものですが。面白いのが「くずかご」だ。この「くずかご」は、七つの飾りを作り終えた裁ちくず、紙くずを拾い集めて、中に入れたものです。つまり、ゴミまで飾ってしまうのだ。 ゴミまて飾ることによって、ものを粗末にしないで役立てるという。清楚と倹約の心を育てる教育効果がある習慣なのだそうです。 お祭りには、歴史だったり、性教育だったりと、様々な、教育機能がありますが、環境教育という面でも、機能しているようです。お祭りで覚えると、学校で、体育館に集められて、レクチャーを受けるより、よっぽど自然に覚えられるよね。 それと、お祭りに関わることで、プロジェクトマネージメントについても学べますよね。 地域のお祭りが廃れているところが多く、その一方で、どこかか持ってきたような新しいお祭りがもてはやされていますが。多くの地域で、お祭りの様々な役割が伝わっていないような気がしてなりません。 さて、ホテルにチェックインをして、仕事場に行こうと、タクシーで移動しようとしたら、えらい渋滞で、車が動きません。 その理由は、三つあります。 まず、七夕まつりと併催される「星の宵まつり」という、市民参加団体がパフォーマンスを行うイベントのために、交通規制がかかっています。そのため、迂回する車で混雑しているのです。 そして、月曜日という平日のため、通勤ラッシュと重なっています。地域とつながったお祭りでは。お祭りの日は、仕事どころではなてので、通勤ラッシュは起こりにくいのですが。他の地域との仕事の連動が重視されるようになって、たとえその地域のお祭りの日であっても、カレンダーどおりに仕事をしなくてはならない事業所が多いのである。また、祭りのために休むのは良くないという風潮もありますよね。学校などもしかりで、大学の時の友人は、高校時代、だんじりに参加したということで、無断欠席扱いにされた経験を持っていました。 そして、ひどい渋滞の三番目の要因・・・ それは、仙台七夕のジンクスといわれる現象。 そう、「雨」です。 タクシーの運転手が言っていたのですが、七夕のとき、必ず一度は雨が降るそうです。今年は、ずっと晴れていたので良かったと思っていたら。最終日の夕方に雨が降ってきたそうです。これで、今年も仙台七夕のジンクスが守られたそうです。しっかし、雨が降ると、渋滞がひどくなりますよねぇ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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