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カテゴリ:出会い
本日、39万アクセスを達成しました。
ありがとうございます。 38万アクセスから39万アクセスの間にはいろんなことがありました。 正月早々なんですが、大切に思っていた方が次々と天に召されました。 青島幸男さんは、あまり好きな人ではなかった人なのですが、時間が経つにつれ、ニュートラルに、いろんな思い切ったことをしてきた方だと思えるようになって来ました。都市博をやらなかったとかも有名ですが、派手ではないところでそれまでの体質を改善していったところがあるようです。東京都の水道って、鉄管を使っているところが多いのですが、どうも鉄鋼業界から強い圧力が掛かっているという噂がちらほらと聞こえてきます。ところが、都立のある施設のある器具の配管を今まで鉄管である必要性に疑問をもった当時の青島都知事が「機能を考えれば、塩ビ管でもいいんじゃないか」って言ったものだから、いままで慣行で鉄管になっていたものが、優れた機能をもつ塩ビ管に変わったそうです。本業だった、放送作家という面では、今となっては古臭かったり、当たり前だと思える演出を次々生み出していて。おそらく、寄席文化の日本橋で生まれ育ったことで培われたんでしょう。この感覚を持っているのは、後の世代ではテリー伊藤でしょうね。それ以降は、寄席文化で育ててきた文化が途切れてしまっているようで、笑いに深さがなかったり、誰かが悲惨な思いをすることでしか笑いなどを含め注目が取れなくなっている気がします。 岸田今日子さんは、ムーミンの声などもやってました。子どもの頃、ムーミンを見るのが妙に恐ろしかったのは、岸田今日子さんの妙な迫力のせいもあったと思います。いま世の中には声優さんが山ほどいますが、似たような傾向の声の方が多いような気がしてなりません。記号性としてのアニメ声を前提にしてしまっていて、マニアは別にして、個性が見えにくくなっています。そう考えると、ムーミンの頃のアニメの声をあてていた方は、多様性と表現力の幅があった気がします。ちなみに、岸田今日子さんがドラマにでても、なんか怖い役が多かったような・・・。 そして、以前、日記に書いたジェームスブラウン。12/27に、アイデアイーストの忘年会ということで、ライブ打ち上げなんかをやっていたのですが。ここで、日本では約12年ぶりに人前でピンクのテナーサックスを吹きました。まあ、ぶっつけ本番で、指も動かないのでアドリブで吹いていたら、聞いていた一人が、久しぶりにファンクのサックスを聞かせてもらったと言ってました。当時はスイングガールズもまだ持てはやされていなかったので、バンドではサックスの出番が無かったり、いろんなジャンルの曲をやらないと、バンドに加われないという状況でした。まあ、逆に言えば、今はスイングガールズ以降、サックスというとジャズのイメージがかつて以上に強くなってしまって、ポピュラーになった反面、いろんな曲にサックスが使われるという多様性が失われているような気がします。そんなことで、いろんなジャンルの曲を演奏せざるを得なかったわけですが、気がついてみると、ジェームスブラウンをはじめとするファンクの影響って大きかったのだと思います。それが、久しぶりに吹いたときに体から出てくるとは思いませんでした。 他にも、いろんな偉大な方がいるのですが。即席めんを作った、安藤百福さん。日本の戦後経済は自動車や電気製品などを中心に外貨を稼いだという歴史から、ホンダの本田宗一郎さんや、ソニーの盛田さんや井深さんのように知名度かありませんが、世界のライフスタイルを変えた製品を作った日本人の代表の一人が安藤百福さんです。チキンラーメン、カップヌードルというヒット商品を生み出した方なのですが。いろいろ注目できることがあります。まず、食と平和の関係を説いているということ。確かに、即席めんを加工するときに、人権をおろそかにした方法で使われているパーム油が使われていたり、インスタントラーメンを食べ過ぎたことで油などがメタボリック症候群など肥満の原因となり問題を起こしていますが。それは、あまりにも過剰摂取したり、過剰なコストカットをしたことによって起きたことであり、即席めん自体の問題ではないような気がします。戦争を体験し食に困ったということで、いろんな人がいろんなところで食事が出きるということを目的に作ったのが即席めんで、あくまでも平和を願って作った商品だそうです。これは、テレビCMにもその精神が引き継がれていて、食べ物と平和をテーマにしたCM作品が多い。「ハングリー、アングリー」というコピーがありましたが、おなかが空いていたら、腹が立つ、だから、おなかを満たせば、心安らかになる、そこでカップヌードルを食べなさいってメッセージだけど。これは、食と平和の関係を簡潔に説いている。さらに、安藤百福さんは、40代後半に起業して、成功を収めたという面でも素晴らしい。いまの内閣に再チャレンジ相ってのがいるのだけど、結局はニート対策や再雇用のことだとか、とにかく雇われ人を増やすことを中心に活動をしているように見える。本当に日本を活性化させようとするのであれば、いつでも事業を起こしたり、いつでも雇用されるチャンスを作ることが大切だと思う。いわゆる企業への転職はいまだに35歳位までと言われていますが、何歳でも転職できるようにすること。何歳でもバイトやパートや失業者から社員や経営者になれるチャンスがあってからこそだと思う。今の時代こそ、安藤百福さんを見習うべきでは・・・。 そして、最後ですが、このブログからリンクをしていた、翠泉0228さんが1/6の未明、急死しました。Last updated が 2007.01.06 01:51:10 と、亡くなる2.3時間前で、亡くなる気配の全くない内容の記事で、しかも更新したことはほぼリアルタイムで見ていただけにちょっとショックです。翠泉0228さんは、私がブログを始めたばかりのころ、横浜でオフ会をした時に初めてお会いしました。そして、ブログの繋がりだけでなく、縁あってお仕事もさせていただいたこともありましたし、うちの王子も抱っこしてもらいました。何を書いて良いのかよくわかんなくなってきたのでこのあたりにしたいと思いますが。素晴らしい出会いであったことは確かだと思います。 今回のアクセスについての話は、故人の話ばかりになってしまいましたが、これは、直接にしろ、直接ではないにしろ、何らかの形で出会いがあったからこそ、ここで記事が書ける。そして、当然のことだけど、出会いがあれば別れがある。翠泉0228さんの最後の日記に、占い師の言葉として「別れも出会いもあるそうだけれど、それらを受け止めてよりよく生きていくとよい・・」と書かれていた。 今回の1万アクセスの間に、様々な別れもあったけど、それは、出会いの意味を再確認せよというメッセージだったのかもしれません。そして、出会いの一つ一つを大切に味わうというか、受け止めていくことが大切なのだろうと感じました。 そして、ブログという小さいメディアですが、出会いがあり、それがそれぞれの心に残るという事がわかりました。 ご冥福をお祈りいたします。 そして、出会いにありがとう。 この記事が気に入った方は↓のボタンをクリックしてください ブログを続ける励みになります。 また、似たようなテーマのブログと出会えるかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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