ディズニーR、深刻な客離れとブランド毀損の非常事態…4年連続値上がりが失敗か
東京ディズニーリゾート(TDR)の1日入場料の推移を見てみると、以下のように4年連続で値上がりしている(2015年は消費増税が要因)。 ・13年:6,200円・14年:6,400円・15年:6,900円・16年:7,400円 この値上げ幅はさておき、4年間も連続して値上がりすることにより、TDRのイメージダウンを引き起こしていると考えられる。毎年少しずつ値上げをするたびにニュースとなり、マイナスの話題となってしまい情報が拡散していく。そんなデメリットが大きい価格設定戦略をなぜとっているのか、不思議でならない。ブランド自体ではなくパークが全て上から目線での戦略だからだと感じる。 入場者数をみると14年は上昇しているものの、公式発表資料によると今年はわずか2%、8万人程度しか伸びていない。注目すべきは昨年15年度の入場者数だ。前年比3.8%減の3,019万人と100万人以上の減少と危機的な状況で、開業以来30年もかかって4年前にやっと2013年に達成した3,000万人の壁をかろうじて死守した。公式発表目標予測である3,040万人をも割り込む結果となっている。 このような非常事態的な状況ゆえに、値上げは2年ごとにするなど間隔を空けなければ「金儲け主義」と消費者には映ってしまうだろう。通常のマーケティング戦略ではほとんど使われない駄目な方法といえる。【記事全文】2016年4月28日 ディズニーR、深刻な客離れとブランド毀損の非常事態…4年連続値上がりが失敗か 値上げするから来ないのか、来ないから値上げするのか・・・東京ディズニーリゾートベストガイド(2016-2017)価格:1296円(税込、送料無料)東京ディズニーリゾートキャストの仕事 [ 講談社 ]価格:1350円(税込、送料無料)