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カテゴリ:ニュース・バラエティ
高級茶葉の産地として知られる中国雲南省プーアル市から北へ100キロ・メートル余り。山あいの小さな町・通関に、新型コロナウイルスの起源を探る手がかりがあるかもしれないと、世界保健機関(WHO)の専門家らが注目している。
中国政府系の武漢ウイルス研究所は2013年、この町の鉱山に生息するコウモリから、新型コロナと遺伝情報が96%一致するコロナウイルス「RaTG13」を分離している。 鉱山を目指し、町から山奥へ車を走らせた。曲がりくねった道を約1時間。住民だと言う男性9人が5メートルほどの木の棒を横にわたして道をふさいでいた。 1人が言った。「ここからは、市の身分証がないと進ませない」。外国メディアの鉱山取材を嫌う当局の意向かと思ったが、「新型コロナの防疫対策だ。部外者が集落に入らないようにしている」のだという。 鉱山を巡っては12年、坑道でコウモリのふんを清掃した作業員が重症肺炎を相次いで発症し、死者も出たことが、同研究所が昨年11月に英科学誌ネイチャー(電子版)に発表した報告でわかっている。 鉱山はすでに閉鎖されているが、周辺の住民にとっては今も、過去の話ではない。 少数民族ハニ族のお年寄りは「死の鉱山だとみんな知っている。近寄る人はいない」と言葉少な。ある女性(60)は、コウモリという言葉を出しただけでおびえた表情になり、「あんな所、だれが行くものか」とつぶやいた。 新型コロナ感染が最初に広がった湖北省武漢市で都市封鎖が始まった日から、23日で1年。武漢では今月下旬、WHOの国際調査団による現地調査が本格化する。 【記事全文】2021年1月23日 おびえて「あんな所、だれが行くものか」…コロナの起源?コウモリ生息する「死の鉱山」へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021年01月23日 09時40分48秒
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