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2019/08/11
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 世界中の自動車産業がリチウムイオン二次電池を採用し、EV革命を推進しようとしている最中だ。電気自動車EVの市場価値に、この措置が限界を設けることになるだろう。温室効果ガスの最大の排出源となっている、世界中の火力発電所を温存すれば、気候変動は今後益々苛烈になってゆくばかり。リチウムイオンという素材が必要不可欠となる以上、その資源価値は今後うなぎのぼりに高まる。移動体の販売価格が高まっていくのなら、EVの普及速度はより遅くなる。環境を復元する能力は失われ、気候変動要因は減らずに増える。

 

温暖化を止める有効な手段を見失っている以上、気候変動の振幅は拡大する一方となり、受ける被害を募らせて破壊力を増やすのみ。環境破壊を避け難く増長させている因子を、野放し状態で増やしつづけてゆくのなら、淘汰圧の作用で多様性は短期間で失われてしまうだろう。リチウムイオン二次電池は充電と放電を、同時に行うことができないため、充電している時に放電を行うと、発火事故や爆発事故を引き起こす恐れがある。電解質内部で行われる電荷の移動が、内部で接触する確率を高めると、蓄電装置の損傷を引き起こすからである。このためモーターに動力を与えるための放電時に、充電を並行して行うと、電荷の移動が高密度で発生し、プラスとマイナスの電荷同士が接触する機会が増える。EVが充電するために停止していなければならないのは、偏に蓄電デバイスの選択を誤ったからに他ならない。

 

 充放電を同時に行うことができるタイプの蓄電装置なら、タイヤなどの回転体を発電機として使えるようにすればよい。回転するものはすべて、発電機として利用することができる。進化したEVは充電ステーションに立ち寄ったり、プラグを差し込んだままの状態で、その場に止まっていたりする必要性がない。リチウムイオンを採用したのは、充電間隔を長くとることが目的であるのだから、長距離走行ができるようになったとしても、充電するための時間を割くことにはならない。これが電気自動車の自由度を狭め、環境型移動体であるEVの普及推進を、却って大きく阻害する要因となっている。

EVが長距離走行をすればするほど、大量のバッテリーを搭載する必要が生じてしまい、それがEVのコストパフォーマンスを引き下げるだけでなく、使い勝手の悪い移動体という評価を拭いがたいものにする。

 

 EVを充電するための電気はCO2と引き換えであるため、環境の復元効果など永久に得られない。移動体の持つ慣性エネルギーを利用する、未だ知られていない方法に切り替えるなら、商用電源に依存しない方法で、エネルギーの自給自足を成し遂げることは十分可能。エネルギーコストは最終的にゼロにまで下がり、大気中のCO2濃度は時間の経過と共に確実に低下する。この方式は移動体でなければ利用することできないので、家庭用の電源には応用できない。EVに蓄電してある電気を利用すれば、一定程度の電力供給はできるのだが、双方向性のプラグインモデルなら、環境復元効果がすぐにでも引き出せる。リチウムイオンに拘っていると、エネルギー密度を高めたその分だけ、体積と重量が共にこぞって増えてしまうため、普及条件に一定の飽和が生じる。二次電源に備わる効用と限界に無関心なままでいると、環境投資のすべてが悉く失敗に帰すこととなる。

 

 思考力があれば飽和点と逢着する運命にあることを、それと悟るまでにさほど多くの時間はかかるまい。成果のない対策に執着しているその間に、貴重な資本と時間とを大量に失ってしまうのだ。そういう展開に落ちってしまったら、環境の復元など果たせる筈もなく、温室効果ガスの大量生産システムから、文明は永久に離れらなくなってゆく。問題の本質が見えていないとき、成果のない不毛な経過が待っている。認識能力の欠陥を疑う必要性に、できるだけ早く気付くべきなのだ。止まらない温暖化というこれまでの成果のない経過をみれば、損失だけを大量生産するメカニズムの関与に気付ける。これまでの環境対策が無意味でかつ成果なきものであったからこそ、大気中のCO2が増えてしまっていたのである。

 

交流電流の意味を知識階級が正しく認識していたのであれば、再生可能エネルギーなどの過去の大量導入で、二酸化炭素濃度を却って高めてしまっていた、というその不毛な事実がもつ意味の儚さを、ことここに至るはるか以前の段階で、理解する程度のことは固より楽にできていた。

 火力発電所を温存したままの状況で、EVの普及を闇雲に急いだところで、環境問題の改善を図る手段は見いだせまい。健全な思考力を取り戻さない限り、気候変動とそれによる異常気象の横行と増長は、破壊力を時と共にいや増すばかり。未来型の新電源の開発に遅れをとれば、環境破壊は加速度的に進むだけ。地表は降水量の異常な増加で荒み、海岸線は海面水位の急速な増加で、その延長距離を漸減させる一方となる。問題認識能力に生じた瑕疵の関与に早く気付けば、有効解を特定することにさしたる困難などはない。問題の所在に気付かなければ、文明の崩壊は一気呵成に進みだす。不正な判断は、最悪の結果をただ単に引き寄せる






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最終更新日  2021/01/31 04:53:12 AM
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