いいこと探検家の人生冒険ポジティブ日記

◎最後に愛は勝つ！



次の待ち合わせまでに時間があったので、
喫茶店に入っていた時のことです。


コーヒーを飲みながら本を読んでいると、隣の席に
５０代くらいの女性２人組が座りました。

せまいお店なので、２人とは３０センチしか離れて
いません。

しかも大きな声なので会話が筒抜けです。

１人（以下Ａさん）が口火を切りました。


「あの○○さんって本当にいい人ね。いつもニコニコ
して」


もう１人（以下Ｂさん）が応えました。


「えっ、そうかなあ。あの人、いつも眉間にしわを
寄せてるけど」


Ａさん
「話をよく聞いてくれるし、優しいし」

Ｂさん
「あのひと、自己主張が強いらしいよ」

Ａさん
「私にはすごく謙虚に見えたけど」

Ｂさん
「そうかなあ、私にはそう見えないけど」

しばらく、こんな会話が続きました。


この間、Ａさんはずっと○○さんのいいことばかり、
Ｂさんはずっと悪いことばかり。


同じ人に対してなのに、まったく見方が違うのですね。


それにしても、この違いはどこから来るのでしょうか？

単なる見方の違いなのか、
それとも○○さんに対する接し方の違いなのか？

それとも？････

と考えていると、少し展開が変わってきました。


Ｂさん
「そういえば、この前、私の質問に親切に応えてくれたわよ」

Ａさん
「そうでしょう。あの人は親切な人なのよ」

Ｂさん
「私が見たときは、たまたま機嫌が悪かったのかも
しれないしね」

Ａさん
「あなた、いいこと言うわねえ」

Ｂさん
「たまには私も、いいこと言わなきゃね」


正直すごいと思いました。

もちろんＡさんが。


いいこと探検家というより「いいこと探検隊長」です。

こんな「いいことを見続ける人」を初めて見ました。

頑なに悪いことを探し続けたＢさんも、とうとう落城です。


世の中にはこんな人もおられるのですね。

たぶんその氣になって見ようすれば、きっと大勢
いるはずです。


このとき、「人を信じ続け、いいことを見つけようとする
姿勢が人を劇的に変えてしまう瞬間」をこの目で見ました。


これは理想論でも、きれい事でもなく、紛れもなく
事実なのです。

人を信じ続ける愛の心を思い知らされました。


やはり、最後に愛は勝つ！



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