【今年3月頃のミーコ】
静かな秋晴れの朝、ミーコは眠ったまま天国に逝きました。
母が朝、蔵の前に来てみると、ミーコの子供のアカが、ミーコと一緒に寝ていたそうです。
そしてミーコに母が触れると、まだ暖かかったそうです。
1回も人に抱かれることもなく死んでしまったミーコは、いつも、子猫に優しい猫でした。
つい最近1回だけ、ミーコの背中から両手で抱え、私の膝の上に乗せたことがありました。
生まれた時からひもじい思いをし、人を恐れ、人に近づけない毎日を過ごしてきたミーコ。
昨冬は1週間に一度、私が田舎に帰って来ると、ミーコはいつも、決して私に近づかず、遠くから私を見ていました。
1年経って、つい1ヶ月ぐらい前にやっと背中をなでることができるようになりました。
朝、ミーコを庭のキウイの木の下に埋めることにしました。
ミーコと5匹の子猫が登って、一緒に遊んだキウイの木の下に・・・・・。
風もなく静かに晴れた秋の日に 眠ったままでミーコは逝く
一回も人に抱かれることもなく 天国に行ったミーコ忘れず