鴨緑江の街丹東生まれのあれこれ

家内の兄弟はみんな揃って癌

次兄が肺がんで数年前に亡くなった後長兄、次兄、弟が揃って肺がん、姉が乳がんである。

長兄と弟は現在末期だと息子や娘が云っている。

子供たちは専門は違うが揃って医者である。

長兄は最近おとなしくなり以前ほどＳＯＳが来なくなったが弟は頻繁にＳＯＳを家内に寄越すようになっている。

ＳＯＳの内容は食事がなにも食べれないから「アイスクリームを買ってきてくれ」、「（ブランド指定の）ジュースが欲しい」等々である。

弟は自身医者なので勤務していた病院に我儘が効くので入退院を気ままにしているが娘たちは最近は「オオカミ少年」になっていてよい返事をしなくなっているらしく専ら私の家内に甘えるようになっている。

今日も夕方又ＳＯＳが来たので取り敢えず私も車で家内と一緒に行くと「夜一人で居るのは不安だ」云いだし時間外にも拘らず例の病院に急きょ入院することにして連れて行った。

最近は自分の判断で抗がん治療を中断しているので症状は確実に進行しているようだ。

今入居している施設の担当医の診断では「悪液質」が見られるとの事ゆえ将に末期に近いのだろう。

長兄の長男もすい臓がんだったがこの「悪液質」により最後は全身に水がたまって亡くなっている。

我々は共に大病には罹らずにいるのは幸いであるが共に80歳前後の身にとっては他人事ではない。

死は何れ誰にでも来ることである。