鴨緑江の街丹東生まれのあれこれ

第６４回安東会大会に参加

戦後旧満州の各地の街所縁の交友会と云うか昔をしのび年１回の会合が多数できたが６４回を重ねた会は安東会のみである。

この種の会の宿命で新入会はほとんどなく会員の老齢化は確実に進むため年ごとに参加者は減少する。
このため長春会をは殆どがが解散もしくは縮小され活動停止を余儀なくされている。

安東会も例外ではなく年々参加者が減少してきているが今年はほぼ同人数の４０名ほどの参加者があった。
最盛期は１００名を超す参加者があり毎年のように会主催で安東（現名丹東）訪問旅行をしたものだが2010年当時の会長が体調を崩し後任会長が旅行に積極的でなかった為に中断していた。

実は一昨年の大会で当時８４歳の老夫人が私の所へ来て「私は安東生まれだが今迄縁がなく引き揚げて以来故郷に行った事がないままこの年になってしまった。何とか元気な間に生地再訪をしたいので何度も行っている貴方に是非連れて行ってもらえないか」と頼まれた。

そこで懇意な旅行社に手配を頼み会員の参加を呼び掛けたが日中関係があまりよくなかったことと皆さん高齢なため意外に集まらず６名だけで実施した。この件は既に当ブログに書いているので省略する。

今回の収穫はある会員から有名な「地球の歩き方」と云う観光ガイドの著者を紹介され丹東に「江戸温泉城」なる新しく観光拠点が出来たことを知らされた。
来年は丹東ならぬ安東の歴史を研究している彼の中国人の友人が是非来てくださいと言っているそうなので安東会として何とか実施できればと行ってみたいと思った。

なお本年は恒例になっている私のハーモニカ演奏をただ聞いてもらうのも皆さんも多少飽きたことだろうと思い　歌詞集　を配って皆さんも一緒に歌ってもらった。
曲は旧満州唱歌（当時満州では日本国内の小学校とは違った満州唱歌を習った）や引き揚げ当時はやった歌を選んだので皆さん結構大きな声で唱和し会は盛り上がった。

最後に来年も元気で集まりましょうと今回から新しく会長となったＦ氏の挨拶があったが果たして何名集まるだろうか。