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テーマ:議員の厚遇・・・(2)
カテゴリ:議会関連
最近、議会の特別優遇など批判が相次いでいる。 あるテレビ番組で、そのワースト3が映し出されていたが、1位東京都、2位横浜市、3位広島市だそうだ。 私も、客観的にみて行き過ぎの感を持った事は否めない。 それは、決して議員は特別扱いの対象ではないと言う考えが根底にあり、現在の間接民主制度によって選出されただけであるからだ。(むろんその為の努力は行うが) ただし、あくまで選挙という厳しい洗礼を受けことは事実であり、結果として、その信託に足らんとされた者は、落選という引導を突きつけられる。そこに賞賛などの声などあるわけが無く、ややもすれば中傷や誹謗と言った声が容赦なく浴びせられる厳しい現実が待ち受けているだろう。 一方議員となった者は、その日からその信託に応えるべく自己研鑽を積み、よりよい地方行政の制度や事業を目指し、政策立案能力を高めるよう絶え間ない努力と勉強をしなければならない。 それは、議員報酬をもって専ら政治に携わる者の使命であることはもちろんの事、その志をもって挑んだ世界であるからだ。 さて、今般取り沙汰されているような市民にとって不可解な厚遇だが、例えば政務調査費や日当(費用弁償)、交通費、議長歴任者の肖像画、議員表彰など等である。 何をもって適正を判断するかは、制度の透明性を確保した上で市民の声に耳を傾けなければならない。 石狩市では、議長の肖像画を写真に変え、議会や委員会の出席に対する費用弁償(1日あたり1,000円)の廃止。政務調査費(1人年額20万円以内)の減額など、あらゆる縮減をしている。 そして、極めつけは定数の削減である。(26から24議席へ) 議員には、報酬以外(33万6千円)に家族手当や通勤手当、住宅手当などの他手当てはない。(手取り25万円前後) 一般的に政務調査は会派で行う事が多いが、認められている政務調査費は20万円以内(飲食などは認められない)。もちろん、それ以外の活動については自費で行う事になる。勉強家な議員ほど出費が増す事になるのだ。 これらの手当て報酬については、条例で制定されている事から例規集(HPからも見れる)などを見ればすべてが示されている。しかし、テレビで放映されているような高額な手当てがされている自治体があるのも事実であり、そこにお住まいの市民として是非一度確認してみる必要があるかもしれない。 私達は他所の自治体について、あーだこーだと言える立場に無いが、今回のように全部がそのような目で見られるのは明らかに心外である。 特にワーストと名指しされた市町村は、何を持って適正とするのか、しっかりとその是正を図るべく議論を始めるなくてはならないだろう・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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