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今日、石狩管内教育委員会協議会、北海道教育庁石狩教育局、江別教育委員会主催の「フォーラム石狩」~豊かな心の育成~に出席してきました。 テーマは、「子どもたちの豊かな心を育むために」~学校・家庭及び地域の信頼ある関係を考える~と題し、はじめに北翔大学短期大学部の学生さんの、演劇「遠くを・・」による問題提起を行い、続いてパネルディスカッションといった2部構成で行われました。 この手のフォーラムですと、普通、基調講演などが一般的ですが、演劇という斬新な手法は、演劇に精通している学生さんの高い演技力もあってか、心に突き刺さるような切ない思いが伝わってきてとても良かったです。 すっかり見入ってしまい、画像に収めることが出来ませんでしたが、携帯サイトを使った今日的なイジメが、今、教室の中でどのようにして行われているのか、いじめる側から送られるメールの内容や、掲示板であからさまに行われる中傷や誹謗などをプロジェクターで映し出すなど、ハイテクを使った高度な演劇だった。 その後のパネルディスカッションでは、現役大学・大学院生、PTA代表、青少年育成会、中学校教師、地域相談員の皆さんがパネラーとして参加されました。 流れとしては、1.ネットいじめの実態からいじめ問題全般について。2.いじめに対する課題。3.いじめに対する対応や解決策について、様々な意見が出されました。 特に最後の対応・解決策では、大変参考になる意見がありました。 パネラーそれぞれの体験や経験から、(ア)いじめを受るその集団から逃れるために猛勉強し、その集団がいけない学校(高校)を目指した。(イ)小学校の時の担任が、あらゆる悩みについて生徒に提出させ、個別に相談にのってくれた。(ウ)学級全体で解決に導かせるため、クラスに投げかけ学級力の向上に取り組んだ。(エ)狭い人間関係から、広い世界に目を向けさせる教唆をする。(オ)意地悪の延長がいじめになり、それ以上の悪質な行為は犯罪。きっちりそのレベルを分け認識する必要がある。すべてをいじめと捉えることは危険。(カ)小さいころから、善悪の判断がつけれるよう教育する事が重要。(キ)いじめられる子どもは、自分に自信のない子が多いことから、もっと長所を伸ばし自信をつけさせなくてはならない。(ク)家庭では、ほめるより叱るほうが圧倒的に多く、そのバランスを取り育てる必要がある。(ケ)日常的な生活の中で、会話を多くする事で子どもたちとの信頼関係が生まれる。 これらの意見を総括し、コーディネーターの北翔大学生涯学習システム学部の山谷教授は、子どもたちにおける、役割交流(義理)と感情交流(人情)を再認識する必要があり、学校や家庭でも(1)活動や努力を認める。(2)応答性ある環境にする。(3)夢や希望を個性に結びつける。(4)言葉遣いを大切にする。(5)思いやる気持ちを汲み取るなどの環境を作っていくことが必要としました。 また、学校と家庭とも共通する重要な要素として、人間関係(友達)、達成感、楽しさを類別した項目と、それぞれに属する各チェック項目と子どもたちの行動との関係性を示していました。 それらの全てが満たされている場合は良好で、満たされない項目が1つだと、登校を渋る傾向に、2つだと断続的に欠席、3つだと不登校になる可能性大としています。 とても分かり易い評価指標でありました。 いずれにしても、PTA会長になり相当の研修会に出席することになりますが、それぞれに主旨があり、下の研修会も大変勉強になりました。 その中で、これが一番良くなかったかもしれません・・・。(泣) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年12月15日 20時10分11秒
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