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テーマ:愛車物語(6)
カテゴリ:愛車物語
皆さん、こんにちは!
初めて目にするタイトルと思いますが、実は先日、大の日産車好きの後輩(JC)から車ネタとのリクエストがありました。 恐らく、彼にとっては彼が愛好するスカイラインしか興味はないのでしょうが(笑)、かれこれ30年のカーライフを送った私にとって、国産・輸入車問わず数多くの車を乗り継いできた事から、暇を見ながら適宜書いていきたいと思いますので、適当に読んで頂ければと思います。 私の愛車遍歴については、移りゆく時代とともにそれぞれの世代相応の嗜好や生活の変化を反映している、言わば人生の歴史と言っても過言ではありません。 うら若き青年時代から誰もが認めるオヤジ世代に浸ってしまった今、その歴史を紐解いていきたいと思います。 さて話は30年前に遡ります。 18歳で運転免許を取得し、初めての愛車を購入する事になりましたが、就職はしていたものの極めて経済力が低かった当時、否定的な両親を説得する困難から始まりました。 拝み倒すと言ったら語弊がありますが、低頭平身で親を説得し何とかクレジットの保証人を引き受けてくれるまで漕ぎ着けることができました。 そこで、初めての愛車となる念願のトヨタセリカ1600GT(初代)を購入することができました。 当時では画期的とも言えるDOHC(2TG)エンジンを搭載したトヨタが誇る名車『セリカ1600GT』は、中古と言えども大変高価だったと記憶しています。 パワーユニットについては、DOHC+ソレックスキャブレターのコラボが叩き出す115馬力の高性能車で、後発のセリカ2000GT(145馬力)には及ばないにしても、免許取り立ての私にとって十二分なスポーツクーペでした。 当時(昭和53年頃)は、パソコンはもとよりインターネットなど存在しない時代ですから、スポーツ以外の趣味と言えばその範囲も限られていました。 そんな時代背景の中、自分の愛車を所有すると言う事は、当時の若者にとって大きな憧れであり、一つステータスであった事は紛れもない事実です。 今の時代に照らすとしたら、少し背伸びしなければならない高価な高級ブランド品と言ったところでしょうか。私の時代と余りにも価値観が違い過ぎるので適当な対象物で表現する事が出来ませんが、かなり頑張らなければ手にする事ができず、尚且つ高い満足度に浸れる逸品であることは間違いありません。 私の生家が農家だった事で、小さい時から農機具などの大きな“おもちゃ”に囲まれていた環境から、機械いじりなどはとても好きでした。 自分の車を持つようになってからは、自動車整備の本を読み漁り、キャブレターの調整やディストルビューターをポイント式からローター式に変更したり、さらにシリコン材質のハイテンションコードを装着するなど、電気系や吸気系をはじめ足廻り(ショックアブソーバやサスペンション)なども改良するほど熱が入っていました。 当然、改良部品にもそれなりのこだわりが芽生え、ショックアブソーバ一つとってもメーカーや基本構造(ガスかオイル)、あるいは減衰圧のセッティングなどについて、仲の良い友達と夜通し熱く語り合ったものです。 本当にこの車では、メカニズムからチューニングなど色々と勉強させられました。 それだけに、未だ忘れることの出来ない思い入れの深い一台です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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