お助けロボット夢丸1号の紹介
ども!暑い日は風呂上りにまんじゅうアイスが食べたいです豆店長です。最近、別のブログを作りました。「お助けロボット夢丸1号の日記」です。日記の最初の1話をこちらに載せておきます。感想などお聞かせいただければ嬉しいです。にぎやかな繁華街のすぐ横に小さな占い屋が店を出していた。いつもは小柄なおばちゃんが占っているのだが、今夜は冴えないおじさんが座っていた。その冴えないおじさんこそが夢丸1号である。どうやらいつものおばちゃんが急病のため、ピンチヒッターで夢丸1号が占いをやるらしい。果たして夢丸1号は占いを成功させることが出来るのか?女性客「あの、いつものおばあちゃんは?」夢丸1号「急病です。」女性客「ええっ、急病ってひどいんですか?」夢丸1号「ただの知恵熱です。」女性客「知恵熱って、おばあちゃん80歳って言ってたわよ。」夢丸1号「珍しいのでギネスに申請中です。」女性客「ところであなたは占えるんですか?」夢丸1号「おまかせ下さい。うむ、あなたは自分の顔で悩んでいますね。」女性客「失礼な!私はブサイクではありません!!」夢丸1号「それは化粧でごまかしているのでしょう?」女性客「えっ!確かに化粧はしてるけど」夢丸1号「スッピンがわからないほど化粧するのは誇大広告と同じですよ。」女性客「そ、そんなぁ」夢丸1号「このままだとJARO(ジャロ)に密告されますよ。」女性客「わかりました。これから薄化粧にします。」夢丸1号「OK。で、お悩みは?」女性客「実は彼の好き嫌いが激しいのです。」夢丸1号「誰がハゲですって?」女性客「ハゲではなくて、激しいって言ったんです。」夢丸1号「うむ、何が食べれないのですか?」女性客「ピーマンや人参、レタスにセロリ、それから・・・」夢丸1号「問題ありません。私も嫌いですから。」女性客「あなたのことはどうでも良いの。彼の健康を考えると何でも食べて欲しいのです。」夢丸1号「どうでも良いって・・・。ブサイクなうえに白状なんですね。」女性客「それを言うなら薄情でしょ?漢字も知らないの?」夢丸1号「その漢字を習っている時、お腹が痛くて保健室で休んでいたのです。」女性客「あぁ、そうですか。で、どうしたら良いですか?」夢丸1号「人相占いをやってみましょう。彼の写真はありますか?」女性客「はい。これです。」夢丸1号「おおっ!これは、あなたに負けず劣らずブサイクですねぇ。」女性客「ちょっと、あなた。失礼よ。私達、結婚するんですからね。」夢丸1号「結婚はやめた方がいいです。ブサイク同士なんだから。」女性客「ブサイク同士でも一緒になれるんです!!」夢丸1号「混ぜるな危険です。化学反応を起こしますよ。」女性客「失礼ね。私達、科学の実験じゃないんですから。」夢丸1号「化学反応で爆発することを考えたら彼の好き嫌いなど小さな問題ではないですか?」女性客「え?」夢丸1号「愛があれば好き嫌いなんて関係ないと言ったんです。」女性客「そうですよね。小さな問題ですよね。目からウロコが落ちました。」夢丸1号「ええっ!あなたは魚だったんですか?」女性客「そうじゃなくて、ものの例えですよ。」夢丸1号「わかれば良いのです。では、あなたにこれを差し上げましょう。」女性客「こ、これは。」夢丸1号「ビューティコロシアムの出場権です。」女性客「バカにしないでよ。私はありのままの私で生きていくわ。」夢丸1号「その言葉が聞きたかったのです。もうあなたは悩むことはないでしょう。」女性客「はっ!!それではわざと私にひどい言葉を・・・。ありがとうございました。」夢丸1号「いいえ。わかっていただければそれで私は満腹なのです。」女性客「それを言うなら満足でしょう?」夢丸1号「そうとも言います。ではお幸せに」こうしておばあちゃんの代役をつとめた夢丸1号は、悩める女性を一人助けたのであった。めでたし、めでたし。*夢丸1号はおじさんの姿をしたロボットです。もしかしたらあなたの周りでも夢丸1号が誰かを助けて活躍しているかもしれませんよ?