缶詰が売られていたので、缶切りを求めて3件のスーパーを回ったのですが、どこでも"out of stock"と言われました。そもそも本当に缶切りなるものがあるのか気になって、最後にPeter Muleiという地場の(江戸川区のヤマイチの様な)スーバーで、そこで売られている缶詰を店員に見せ、開け方を聞いてみたところ、首をかしげながら結論としては、ナイフを蓋にあてて叩くのでは? と苦し紛れの回答、それは危ないでしょうと言うと頷き、結局缶切りのことは知らないということでした。
暫く忘れていたのですが、10日後に買い物中にその店員に声をかけられ、売り場まで連れて行かれ、缶切りの入荷を教えてくれました。良く覚えてくれていたものでお互いに嬉しくなりました。
他もそうですが、このスーパーは特に店員の応対が良く、現地のカンバ語を教えてくれたり、日本語を聞いてくる店員もいるし、1500円の電気ポットを買ったときは、水を持ってきてスイッチの入れ方や沸騰後に切れるところまで実演(&テスト)して、使用法を教えてくれました。(その時はスイッチを間違えていたので、私の方がアドバイスしましたが(笑))。また保証書は1枚目は客が書き、2枚目はそれを確認しながら定員が書くというルールの様です(今回は時間の都合上、私が代行しました(笑))
先日このスーパーの看板を見たら、ミッションは、“To create an emotional relationship with our customers by providing reliable, quality goods and services through our inspired staff.” 、で納得。この言わば労働生産性が低い中でも経営的にやっていけるのは、地域密着のための努力の結果でしょうが、ある意味で豊かだと言えるかも知れません。
ここで売られているビールも毎晩の楽しみです。東アフリカはビールが有名で、ナイロビで作られているタスカや、アイルランドのギネス社がアフリカで生産しているものなど、美味しいですし、ややこしい酒税がないため、本物のビールが日本の発泡酒より安く飲めます。また日本の上高地と同じ標高なのだからでしょうか、アルコールの廻りが早いので、二人で一本で十分です。