まだ。。
つづく。
と いいつつなかなか続かない。
あまりに重たすぎて自分でももてあまし気味。
まだ心の整理がついてないんですよね。。
夫がおかしくなってから約一ヶ月。
最初の一週間がいちばんひどく、
その後薬でうまくコントロールできたのか
だんだん落ち着いてきました。
今ではおかしくなる前とほとんど変わらぬ状態ですが、
あなたは神様ですか?と聞くと、そうだ、と答えるので、
まだなんだなあ、と、日々確認しています。
なんの前触れもなく、突然おかしくなった。
私はそう感じていますがなにか兆候はあったのかな。。
その最初の一週間、夫はほとんど眠ることなく夜じゅう叫び続けました。
それは家族への。。私への、子供達への、文句であり、命令であり、
神への祈りであり、社会や自分の運命への呪いであり。。
明日世界が終わると言って騒ぎ始めたり、泣き始めたり、
あちこちへ行きたがったり。
私も一週間眠れないまま会社に通い、
気力も体力も限界でした。
夫が舌を噛みだした時は、精神救急センターにも電話しましたが、
身体の状態から、普通の精神病院では対応できない、
家族で徹夜で見張るしかない、と言われ、途方に暮れました。
いったいいつになったら眠れるんだろう、と思いながら過ごしたあの一週間は、まさに私にとって地獄でした。
その間、何度も子供達と話しました。
夫の大声で、別室で休む子供達も眠れていませんでした。
せっかく家に帰ってきたパパを、もう一度病院か施設に預けることをどう思うか。
長男も長女も預けたほうがいいといいました。
長男は、このままではママが死んでしまうから、と。
それでも、まだ私は決心できずにいます。
ただ。
次男には個別に話をしました。
パパは今一時的に病気でおかしくなっている。
みんなも辛いけど、本当はパパだって辛い。
病気のパパがひどいことを言っても、それは病気が言わせているので、パパを嫌いにならないで。
と。
その時、次男は、
パパが、病気になる前のパパに戻ってしまったようで嫌だ、と言いました。
それを聞いてハッとしたのです。
病気になる前のパパとは、今回の精神病のことではなく、
脳出血で倒れたときのことを言っているのですが、、
アルコール依存症でいつもお酒を飲んで暴言を吐いていたパパのことを言っている、、とわかったとき、
子供に対する申し訳なさでいっぱいになりました。
素面で精神も安定している夫を本当の夫だとすると、
9歳の次男が知っている本当のパパは、退院してきてからこの数ヶ月のパパだけ?
しかし、アルコールの力で、または精神が錯乱した状態で
自分の欲望を叫ぶ姿は、果して本当の彼ではないのか?
そしてよく考えてみると、アルコール依存症の時も、今回の妄想も根本は似たような感じ。
主張としては、
自分は偉大だとか
自分を大切にしろとか
願望としては
世の中に認められたいとか、、
そう考えるとなんだか悲しくなりました。
彼の人生が悲しいし、彼という存在が悲しいし、
私たち家族も悲しい。
そしてなにより、
あの日、
朝に味わった幸福感と
夜に味わった驚き。
続く一週間の絶望感。
なんでそんな風にできているんだろう。
今にして思えば、
あの頃、長男も長女も学校に行ったふりしてサボったりもしていたので、
あの日も行ったのかどうか。。
あの日の幸せは、
蜃気楼のような、、
幻だったのかな、、
と、思います。
でも、もしかしたら
確かにあの日、子供達は学校に行っていて
あの一瞬だけ私が目指した幸せが存在したのかもしれない。
どのみちはかなくて淋しくて悲しい。
厳しいもんだな、人生は。
考え方、やり方を変えれば何通りもの人生があるなか、
私の選択が間違っていたのか、、
今もまだ、夫とどう付き合っていくか、
決めきれずにいます。
一度は病院に行ってもらおうと決めたのですが、
本人は行きたくないというし、義母も反対します。
少なくともクリスマスやお正月を迎えるこの季節は家にいてもらって、
入院するなら来年からかなと思うので、
ゆっくり考えていこうと思います。