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美味しい芋焼酎

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本格焼酎 芋 rintaro7630さん
焼酎讃歌 ひろむ1938さん
2005.03.14
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カテゴリ:美味しかった焼酎
今回は先日発行したメールマガジンの内容を紹介します!
長いですが・・・
************************************

2年ほど前に読んだ本には「芋焼酎が造られているのは、鹿児島県、宮崎県、東京
都の3つだけ」と書いてあった記憶があります。

が、ここ数年の芋焼酎ブームでこの3つの都道府県以外でも最近は造られており、
私が見たものでは、佐賀県、熊本県、福岡県などの芋焼酎があります。また、
大手焼酎メーカーの宝酒造などからも芋焼酎が発売されているようです。 

前述にさらっと「鹿児島県、宮崎県、東京都」と書きましたが、
「ん?東京都??」
と思われた方も要るのではないでしょうか。今日はその歴史のお話です。


前回の麹の話でもありましたように、焼酎は沖縄から南九州に伝わったと言われ
ています。伝わった当初は米で造られていたということですが、桜島の火山灰
などであまり土が良くない鹿児島ではさつま芋の生産に向いており、さつま芋で
焼酎が造られるようになりました。

そのように地域に即した焼酎が造られるようになり、現在でも大分では麦焼酎、
熊本では米焼酎の造りが盛んです。そして宮崎県といえば、北は大分、西は
熊本、南は鹿児島に囲まれており、北の方は麦、西のほうは米、南の方は芋と
いろんな焼酎を造っています。また蕎麦焼酎でも宮崎は有名ですよね。

ということで、鹿児島県と宮崎県での芋焼酎造りは分かると思いますが、さて、
なんで東京なんでしょう?

実は東京都の芋焼酎と言っても都会の真中で造っているのではなく、都心から
遥か南の伊豆諸島の中の青ヶ島や八丈島で造られているのです。



昔むかし、鹿児島に住む芋焼酎が大好きな男が貿易関係で捕まり(それほど悪
いことではなかったようですが・・・)、その罰として島流しの刑で伊豆諸島
の南の方のとある島に流れ着きました。しかしその島には芋焼酎がありません!!

どうしても芋焼酎が飲みたくなったその男はなんと、鹿児島より芋焼酎を作る
道具一式を取り寄せ自分で造りはじめました。そして皆にも飲んでもらおうと、
地元に人に芋焼酎の造りを伝えていったそうです。

しかし時が経つにつれさつま芋より麦の方が効率がいいと多くの蔵は麦焼酎に
変えて行ったのですが、ほんのわずか今でも芋焼酎が残っているというわけ
です。



東京の芋焼酎の特徴は麹に麦麹を使っていることで、独特の香ばしい風味を
持っています。銘柄では「鬼ごろし」「御神火」などがありますが、有名なの
はやはり青ヶ島の「青酎」です。

またこの青酎ですが、同じ青酎でも中身が全く違うものがあります。という
のも青ヶ島の5、6件の民宿などで夫々に作られた焼酎を同じ名前の青酎と
して売っているのです。

私は2種類しか飲んだことないですが、全くの別物でした(笑)。

もっともポピュラーなのは、漢字で「青酎」と書かれたもので通常お店などで
見るのはこれだと思います。味わいはどっしりしていて非常に芋の風味、味が
強く、芋焼酎好きにはたまらない味わいです。一方、ひらがなで「あおちゅう」
と書かれたもの(私が買ったものは作った民宿名がはんこで押してありました)
はほとんど出回ることがないそうです。その味は酸味が強く個性的な味わいで
した。


お店で「青酎」を見つけたら一度是非飲んでみてください。そして島流しに
あいながらも芋焼酎を愛し、自分で造ってまで飲んでいた男の顔を思い浮かべ
飲んでみてください。
結構いい奴だったんではないかと勝手に思っています・・・





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Last updated  2005.03.14 22:02:56
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