「ペット死んで」高速逆走男、猫飼ってなかった (読売新聞)
札樽道から道央道までの約100キロの区間を車で逆走し、高速道路維持管理会社の車に衝突したとして、器物損壊罪に問われた札幌市豊平区、無職水元努被告(31)の初公判が25日、札幌地裁(熊代雅音裁判官)であった。
水元被告は大筋で起訴事実を認めた。
検察側は冒頭陳述で、「捕まりたくないとの気持ちから車を衝突させた」と指摘。「世間を騒がせることができると思った。事故を起こさずに逆走できる自信があった」などと述べた水元被告の供述調書も読み上げた。
水元被告は逮捕後の道警の調べに、「かわいがっていたペットの猫が死んでむなしくなり、むちゃくちゃなことをしたかった」などと動機を供述。だが水元被告の弁護人は公判後、「被告は猫は飼っておらず、動機を追及されて面倒になり、そのように答えたようだ」と明かした。
[ 2010年10月25日22時47分 ]