今年も節電の夏がやってくる。
じめじめした湿気は不愉快なだけでなく、
アレルギー症状を招くダニやカビを繁殖させます。
電気を食うエアコンをなるべく使わずに部屋の湿度を下げたい方、
「呼吸する建材」に目を向けてはいかがでしょうか。
「日本建材・住宅設備産業協会」(東京都中央区)が、
「調湿建材」の技術基準を5年前につくった。

調湿とは湿度を自分で調節する機能だ。
調湿建材は、
70%を超えるような高湿度では空気中の水蒸気を吸い、
50%を下回る低湿度では水蒸気を放出する。
建材に調湿機能があれば室内を快適湿度の範囲に収めやすい。
木材や畳、土壁といった古来の建材は調湿機能を備えていた。
かつての日本の家は風通しも良く、
夏の多湿や冬の過乾燥に適応していた。
ところが、サッシ窓や樹脂で覆った内装材などの普及で、
家の気密性が上がると調湿能力は失われた。
「エアコンが効いている部屋は快適でも、人がいない部屋や玄関、
押し入れなどには湿気が流れ込む」と、同協会の調湿部会長はいう。
調湿建材は、家の気密性と湿気対策を両立し、
結露を防止しようという製品。
現在18社で25件が登録されている。
さらに東日本大震災の後には、その節電効果も注目された。
天井と壁の一部に調湿建材を張り、さらに断熱内窓を増設した部屋と、
ふつうの内装と窓の部屋で湿度がどう違うか比較する実験を昨年夏、
建材メーカーの大建工業が行っている。
使った調湿建材は同社が開発したもので、
直径4~15ナノメートル(ナノは10億分の1)の微小な穴が
あるシリカゲルの仲間を、壁材に混ぜて固めてある。
調湿建材の部屋はエアコンをふつうの部屋より2度高い28度に設定し、
実際の室温も1度ほど高かった。しかし湿度は逆に5%ほど低くなった。
両方の部屋で生活した10人中7人が、調湿建材の方が快適と答えた。
同社総合開発研究員は
「建材の分だけでも10%節電になった」とみる。
材料費は10万円程度だった。
調湿建材として、木炭の再評価も起きている。
島根県出雲市の「出雲土建」と島根大が共同で開発した「炭八」だ。
昔の城や屋敷では湿気対策として床下に炭俵を並べたが、
今はほとんど見られない。
炭八は、炭焼きの温度や時間を工夫して炭素以外の不純物をなくし、
木炭の調湿能力を向上させた。
マンションの床下と天井裏に木炭を置く工法も開発した。
昨夏行った実験では、炭八を敷設しなかった部屋と比べ、
エアコンの消費電力が1日平均で24%少なくすんだという。
炭八の製造を担当する出雲カーボン社は
「炭は1平方メートル当たり7500円ほど。
天井の補強や換気口の工事が必要になる場合もあるが、
効果は半永久的」と話す。
国内でも患者が増えている神経の病気「多発性硬化症」で、
治療薬の選択や病気の見極めに役立つたんぱく質を、
大阪大の神経内科などのグループがみつけた。
病気が進む前に適切な治療を選ぶ助けになりそうだ。
米国免疫学会誌に掲載された。
多発性硬化症は、手足のしびれや視力低下などが起きる難病。
自己免疫のバランスの崩れが関わる。
患者は欧米に多いが、日本でも急増している。
グループは、患者やこの病気が疑わしい人の血液中に、
「セマフォリン4A」という、免疫細胞の活性を左右する
たんぱく質が多いことを突き止めた。
病気が進行した人ほど多く、多い状態では、
第一選択薬のインターフェロンβが効きにくいことを、
患者データと動物実験で確かめた。
少量の血液検査でわかるこの指標を使えば、早期診断や、
別の薬から治療を始めるべき人の見極めができる可能性があり、
グループ師は、「患者の貴重な1~2年を無駄にせずに済む」と話す。
すでに、国内の検査会社との協力で、
検査用キットの試作品も完成。
欧米には日本の5~20倍ほどの患者がいるとされており、
実用化すれば、国内外の臨床現場で役に立ちそうだ。
東京電力福島第一原発事故後の温暖化対策を検討している
環境省中央環境審議会の小委員会は、
2030年の温暖化対策の選択肢となる
五つの原案(事務局案)を初めて示した。
30年に想定する原発比率0~35%の五つの場合ごとに、
再生エネルギー導入や省エネの取り組みの度合いに応じて、
温室効果ガス排出を90年比20~27%削減する、としている。

事務局が示した原案は、
(1)事故前に26%(10年)あった原発比率を30年に0%とし、
省エネや再生エネ導入に最大限まで取り組み(高位)、
温室効果ガス排出を90年比25%減らす
(2)稼働40年で廃炉を想定した原発比率15%で、
省エネ・再生エネ導入に従来以上に取り組む(中位)前提で、
温室効果ガス25%減
(3)原発比率を20%で一定程度維持し、
省エネ・再生エネの取り組みは中位で、
温室効果ガスを最大27%減
(4)原発25%とする代わり、
省エネ・再生エネは現状の努力水準を維持(低位)し、20%減
(5)原発比率を35%に増やし、
省エネ・再生エネは低位で24%減、
の五つのシナリオ。
各シナリオに対応する2020年の温室効果ガス削減率は、
90年比で
(1)が11%、(2)は11%、(3)は12%、
(4)は6%、(5)は9%となり、
日本が掲げる25%削減の目標達成は困難になった。
海外で削減した排出量クレジットをどれくらい購入するかなどが
今後の焦点になりそうだ。
原案は今後、
小委員会などでの議論を経て6月上旬に最終案を取りまとめ、
新しいエネルギー政策を検討する政府のエネルギー・環境会議に提案する
東京スカイツリー(東京都墨田区、高さ634メートル)を
中心にした複合施設「東京スカイツリータウン」の累計来場者が、
開業から5日間となる26日までで113万2千人に上った。
運営する東武鉄道が27日、発表した。
東武鉄道によると、来場者は連日20万人を超えた。

最初の週末となった26日は好天で、
最も多い27万2千人が訪れた。
このうち展望台の入場者は完全予約制で、計6万人。
東武鉄道は、開業1年間で東京ディズニーランドとディズニーシーの
合計を上回る3200万人の来場者を見込んでいる。
カゴメとアサヒグループホールディングスは
、
お酒を飲む時に一緒にトマトを食べると、
血液中のアルコール濃度が低下することを、
共同研究で確認したと発表した。
酔いの回りが緩やかになり、
酔いがさめるのも早くなる効果が期待できるという。
研究では、20~40代の男性12人を被験者とし、
アルコール(焼酎約100ミリリットル)とトマトジュース
(160ミリリットル缶3本)を一緒に飲んだ場合と、
トマトジュースの代わりに同量の水を一緒に飲んだ場合の、
それぞれの血液中のアルコール濃度を測定した。
その結果、トマトジュースと一緒に飲んだ場合は、
同量の水を一緒に飲んだ場合と比べて、
アルコール濃度が平均で3割低かった。
体内からアルコールが完全に分解される時間も、
約50分早かった
東京電力福島第一原発事故後の温室効果ガス削減を巡り、
環境省の中央環境審議会は、
2020年の削減シナリオの試算を公表した。
30年時点の電力量に占める原発の比率を35%にするなど
最も対策を進めた場合でも、20年の削減割合は1990年比で
最大で19%。
海外から排出枠を購入する量を加えても、
民主党政権が掲げる「2020年までに1990年比で
25%削減する」との国際公約の達成は困難になった。
試算は、政府として目指すべき原発比率(事故直前は26%)を
〈1〉35%
〈2〉25%
〈3〉20%
〈4〉15%
〈5〉0%--
とし、再生可能エネルギーの普及度と省エネなどの
徹底度を高中低の3段階で算出。
また、経済成長も2段階を想定して、
国内努力のみで削減可能な割合を合計30のケースで割り出した。
試算によると、
原発比率35%の場合、ガス削減は19~6%。
原発比率15%は、
政府が示す原発を原則40年で廃炉にする方針に基づいた想定で、
この場合の削減は15~1%だった。
また、原発をゼロにした場合は最大でも11%削減で、
経済が成長した場合には1%の増加に転じるケースもあった。
東京都は、今春のスギ・ヒノキの花粉飛散量が、
過去10年の平均値の3割程度にとどまったと発表した。
1985年以降で2番目に多かった昨年と比較すると、
1割程度だったという。
飛散量が少なかった理由について都では、
「昨年が非常に多かったため、
2年続けて大量の花粉を作る力が木になかったのでは」としており、
9月に開く花粉症対策検討委員会で観測結果を分析する。
都福祉保健局によると、
今シーズンのスギ、ヒノキともに花粉の飛散はほぼ終息したが、
今月からはカモガヤなどイネ科の花粉が飛び始めるという。
同局はホームページの花粉情報をイネ科花粉の飛散状況に切り替えて、
注意を呼びかける。
たばこの喫煙率を2022年に12%に削減する数値目標を
盛り込んだ計画が近く閣議決定される見通しになった。
民主党の厚生労働部門会議が削減目標を盛り込んだ
「がん対策推進基本計画」の改定案で認めた。
喫煙率の数値目標をめぐっては、
厚生労働省が掲げようとしてはたばこ業界や
自民党農林族の反発を受けて取り下げてきた。
10年越しで目標の数値化が実現する。
国内の喫煙率は10年の調査で19.5%
(男性32.2%、女性8.4%)。
計画はこれを22年までに12%に下げる。
同じ調査で禁煙を希望する喫煙者が37.6%いた。
この人たちにニコチンパッチによる治療などの禁煙支援をし、
全員が禁煙する想定で削減目標を設定した。
5年ぶりに見直すがん対策の計画案に盛り込んだ。
喫煙率の目標は1999年、
旧厚生省が健康づくり運動の数値目標で半減を掲げようとしたものの、
たばこ業界や自民党農林族の反発を受け頓挫。
06年の見直しや07年のがん対策の計画策定時も見送られた。
今回も日本たばこ産業(JT)などが「喫煙は個々人が判断すべきもの」
「財政、販売店、葉タバコ農家に影響する」と反発していた。
日本人の5人に1人が睡眠に悩みを抱えていると言われています。
最近は自分の睡眠状態を手軽に測ることができる機器も登場しています。

「眠っている時の状態について、自分ではわからない。
測定した自分の眠りを実際に見て、
問題に気づいてもらうことがねらいです」。
今春、睡眠を測定する「睡眠計」などのグッズを売り出した
オムロンヘルスケアの研究班はこう話す。
睡眠計は、
寝ているときの体の動きなどから睡眠の長さや深さを測定する。
最近は、米国の疫学研究などで、
睡眠の乱れで糖尿病になるリスクが2倍近く高まったり、
抑うつを引き起こすことなどがわかってきた。
良質な睡眠への関心も高まり、
家電量販店で手軽に購入できる睡眠計も増えている。
睡眠の深さを正確に知るには脳波を測る必要があるが、
簡単に調べる仕組みはこうだ。
睡眠状態には浅いレム睡眠と深いノンレム睡眠の二つがある。
どちらも重要で、就寝から起床まで、
約90分の周期で浅い眠りと深い眠りをくり返す。
睡眠計は、眠りが深くなるにつれて、
寝返りなど体の動きが少なくなる特性を利用している。
圧センサーや電波、
加速度計などを使って体動や寝具の振動を感知する。
価格は約8千円~約3万5千円と幅広い。
安いものだと、
精度は落ちるが大まかな睡眠の深さならわかる。
眠りが浅くなった起きやすいタイミングを狙って
アラームを鳴らす機能が付いているものや、
インターネットでデータを送信すると、
結果を解析してくれるサービスを展開しているメーカーもある。
睡眠研究の専門家、国立精神・神経医療研究センターの研究員は、
「休日にいつもよりたくさん寝ると体内時計を狂わせ、
時差ボケのような状態になってしまう。
なるべく同じ時間に起きたほうが質のいい睡眠につながる」と指摘する。
不眠症患者の治療に睡眠計を取り入れているクリニックの院長は
「血圧計で血圧を測ってコントロールするように
、睡眠計で睡眠の状態をチェックすれば、
健康管理に生かすことができる」と話す。
睡眠のリズムがわかれば、その人が「眠れる時間」と
「寝たい時間」のずれが明確になり、薬に頼らなくても、
就寝時間を変えるだけで寝付きの悪さが改善されることもあるという。
by asahi.co. apital
金環日食は、
太陽と月、地球が一直線上に並んだときに起きる現象だ。

月が地球と太陽の間を横切り、
太陽の中心部を隠す。世界で1年に1回程度起きる。
太陽の直径は月の約400倍だが、
地球から太陽までの距離も月までの距離の約400倍。
この偶然の一致のため、
地球から見た太陽と月の大きさはほぼ等しいが、
月は地球の周囲を楕円だえん軌道で回っているため、
地球から月までの距離が1割程度変化する。
月が近い時には約36万キロ・メートル、
遠い時には約40万キロ・メートルだ。
近い時には太陽全体を隠す皆既日食となるが、
遠い時には見かけ上の月は小さくなり、
太陽全体を隠し切れなくなる。
これが金環日食だ。
今回は月が非常に遠く離れた時に起きたため、
太めのリングになった。
金環日食も皆既日食も、地球全体に比べると、
その観察できる範囲は非常に狭い。
同じ場所で観察できるのは、
金環日食と皆既日食を合わせても
340~360年に1回しかないほどだ。
by yomiuri online