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いい加減にしろ 小宮山厚労相、増税ぶち上げ たばこ1箱700円 (スポーツ報知)
小宮山洋子厚生労働相(62)が5日の記者会見で、たばこ1箱当たりの値段について「毎年100円ずつ、最低でも700円ぐらいまで引き上げるべきだ」と、たばこ増税に強い意欲を示した。たばこ税は昨年10月にも引き上げられたばかり。小宮山氏はこれまでも禁煙活動に熱心だった。一方、野田佳彦首相(54)はヘビースモーカーで7月には、たばこ増税を否定していただけに、今後の論議を呼びそうだ。 就任早々の新厚労相が、持論をぶち上げた。たばこ増税について聞かれた小宮山氏は、「毎年100円ずつ上げて700円台にすれば、ようやく世界の平均価格より少し上になる」。値上げは「未成年の喫煙防止にも効果的だ」と主張した。さらに、たばこ行政を財務省が所管していることに関し「たばこ増税は税収を上げるためではなく、健康を守るためのもの。たばこ行政は財務省ではなく、健康を扱う厚労省が扱うべき」と指摘した。 ただし、野田首相は財務相だった今年7月、東日本大震災の復興財源の税目を議論する中で「たばこも酒も税制を通じた『おやじ狩り』みたいなものだ」と否定的な見解を示していた。首相自身、1日2箱は吸うヘビースモーカーという。 また、藤村修官房長官(61)も記者会見で「私もスモーカーだから、会見でコメントすべきでないが...」と、愛煙家であることを明かした。その上で「(小宮山氏が)そうおっしゃったのですか、本当に? まだ聞いてません」。閣内でも意見は分かれているようだ。 たばこ税は昨年10月、1本当たり3・5円引き上げられ、販売は大幅に減少した。日本たばこ産業(JT)の代表的銘柄マイルドセブンは20本入り1箱が300円から410円に、キャスターは290円から410円に値上がり。嫌煙家が歓迎する一方、愛煙家のお父さんがたばこの量を減らしたり、禁煙者が増えるなどの余波もあった。 加えて東日本大震災では、福島県の葉タバコ農家が作付けを断念するなど、作り手側が打撃を受けているという現状もある。小宮山氏の発言に対し、関連団体などから反発の声が上がる可能性も。高支持率で発足したばかりの野田内閣だが、たばこ増税を巡る議論に早速火がつきそうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.09.06 08:55:54
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