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2019.02.01
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エリオット•ポーター Red Bud Trees in Bottomland near Red River Gorge, Kentucky

27

「人がいない風景」なら誰もが見たことはあるだろう。
では、「自分がいない風景」は見たことがあるだろうか。
簡単に言うと、目の前に景色が広がっている、だけど、「私はいない」って感覚かな。
たぶん、これは誰もが体験していることではないかなと思われる。
ただ、そこに驚きがないだけかもしれない。
あるいは、それを面白いと感じないだけかもしれない。

私は近頃、散歩中によくこの感覚を味わう。
ジャメヴ復活か?
確かに、景色が違って見えるような気がする。
ただ、以前は偶発的だと思っていたジャメヴ体験に今ではいつなんどきでもスーッと入っていける。
しばらく自分がいない景色の中を歩くというのは、夢の中を歩いているようで不思議な感じがする。

ふとセザンヌの言葉が頭に浮かんできた。
「私が風景を見るのではない。風景が私を通して自分を見るのだ。」

私の体験とは質的に全然違うことを言っているのかもしれないが、「私がいない」という点は共通しているのではないか。

28

歳をとって、人間関係とかゲームとかプレイとか娯楽とか意味とか、そういったものにぜーんぶ飽きてきたら、後は「存在の神秘」に思う存分浸りましょう。
それにアクセスするのはチョー簡単。
金も才能も努力もいらない。
ただ、ボーっとしてみるだけでOK。笑

29

もし、あなたが何らかの悩みを抱えて、スピリチュアルのティーチャーの所へ行き、その悩みを打ち明けたところ、こんな答えが返ってきたらどうでしょう?

「何も問題はありません。問題を抱えたあなた自身が存在しないのですから、問題も存在のしようがありません。ついでに言うと、こんなことを言っている私も存在しません」

こんなことを言われたら、あなたは唖然とするかもしれませんね。
私だって、椅子から転げ落ちるかもしれません。笑
でも、非二元の大御所と言われるトニー•パーソンズのような人であれば、きっと似たようなことを言うでしょう。
つまり、あなたは相談する相手を間違ったということです。
救いが欲しいとか、癒やして欲しいとか、問題の解決法をストーリーにして語って欲しいという人にとって、非二元のメッセージは何の役にも立たないように思えます。

厳密に言うと、非二元はそもそもスピリチュアルですらありません。
どちらかと言えば、ブッダやラマナ•マハルシやクリシュナムルティの言っていることに近いのです。
なーんだ、だったら、お経を読んだり瞑想したりすれば済むことじゃないか。
うーん、それもちょっと違います。
トニー•パーソンズによると、覚醒するのにそうしたものは一切いらないそうです。
それらは非二元と何の関係もないものとして、バッサリ切り捨てられます。
あまりに身も蓋もなくバッサリなので、このバッサリ感が非二元の持ち味かと勘違いする人もいるかと思われます。
ここで、少しトニー節を紹介しておきましょう。

「生は、果たすべき仕事ではない。
成し遂げるべきことはまったく何もないということを認識する以外に、成し遂げるべきことはまったく何もない。」

「生は生自体の目的であり、存在するのに理由は必要とされない。それが、生の美である。生はただ生であり、まったく何も証明しようとはしていない。」

非二元と言えば、「私はいない。あなたもいない。ただ、すべてであるそれがあるだけ。はい終わり」といった印象があまりに強いので、なんだか現象すべてが否定されているような気がして敬遠する人も多いのではないかと思われます。
でも、トニー•パーソンズの書いた文や対話に注意深く目を通すと、彼がただ単に現象(色)を否定しているわけではないということがよくわかります。
否定しているのは固定した色に留まることであって、実際のところ、彼が一番言いたいことは、空(くう)の視点で色を見るということなのではないかと思ったりします。

「自分を待ち受けているつぎの『スピリチュアルな』高揚感に向けて行進しているときに、私たちが理解し損ねているように思えるのは、自分の探している宝物はそうやって向かおうとしている先にではなく、今まさに歩いているその足どりの単純な性質のなかにあるということだ。今よりも良い状況を見つけようとして時間のなかで突進しているとき、毎瞬姿を現している『存在すること』という花を、私たちは踏みつけている」
(『オープン•シークレット』より)

つまり、一瞬一瞬がミラクルのように完璧に存在していることにまず気づきなさい、ということでしょうか。
それも同じ形の一瞬ではなく、絶えず新たな一瞬、絶えず新たな創造である一瞬が、目の前で繰り広げられている、そのことの不思議に子供のように驚きなさい、ということでしょうか。
そう読めば、ここにはある種、存在学の薫りが漂ってきます。

「つまり、〈今ここ〉に在るということ以外のナニカを、存在は一切必要としないということである。」

これは古東哲明さんの本からの引用ですが、なんとなく同じ匂いを感じることができないでしょうか。
そういうわけで、トニー•パーソンズの非二元というのは、よく読むと、実にまっとうなことを言っているわけで、ひょっとすると、これだけで問題が解消されてしまう人もいるのではないかと思えてきます。笑
何故だかわからないけど、人が純粋に「今ここ」を生きていれば、マジで問題など存在しようがないような気になってくるというわけです。
不思議ですねえ。

* 誤解のないよう付け加えておきますが、非二元というのは、思想とか理論とか教義のようなものではなく、あくまで経験ですから、トニー•パーソンズが書いたものを読んだからと言って、即それが分かるというわけではありません。
ある日突然訪れる「それ」を自ら体験するしかありません。






Last updated  2019.02.03 16:49:39
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ポポイ!アンフラマンス・ホウ!@ Re:薄紫のつぶやき 27 〜 29(02/01) おっしゃる通り、散歩ってイイですよね。 …
周梨槃特@ Re:薄紫のつぶやき 27 〜 29(02/01) 最近、昼間に散歩しはじめました。 いや〜…
ポポイ!アンフラマンス・ホウ!@ Re:「老い」の意義(11/20) 同じく、不必要な我執は簡単に捨てられま…
周梨槃特@ Re:「老い」の意義(11/20) 最近、自分にとって不都合と判断できる「…
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