『スウィート・ホーム物語』
昼間は夏を思わせるほど暑い日が続いていますね。みなさま、体調を崩されてはいませんか?かなえは、ちょっと咳こんだりしちゃってますが、元気です今日は、素敵なご本のご紹介です『スウィート・ホーム物語』(晶文社出版)動物を愛し、その命を守る動物保護団体「ARK(アーク)」のオリバーさんが語るワンちゃんたちとの出会いと別れを綴った物語です。2部構成になっていて、1部は「幸せをつかんだ犬たち」として、オリバーさんが出会った捨て犬や虐待されたりした犬たちとの思い出が書かれています。どんなに虐待されたり、無残な状態で捨てられたりしていても、ワンちゃんたちはみな、一生懸命に生きようとしているのが印象的でした。そして、オリバーさんに出会ったことで、そんなワンちゃんたちに再び生きる望みができたことに涙が溢れてきます。2部は「気になる犬」として、 ・のら犬 ・捨て犬 ・鎖につながれた犬 ・みんなの犬 ・甘やかされた抱っこ犬について、オリバーさんの思いが綴られています。「鎖につながれた犬」の章から一部抜粋します。 この世でもっとも憐れな犬は鎖につながれっぱなしの犬だ。 なんの罪も犯していないのに、一生の罰のように鎖につながれている。 悲しいことに、日本の飼い犬の大半はこうして罪人のように扱われている。 大多数の人々は、この問いに背を向けようとする。 この問いに触れてほしくない、と思っている。 彼らは自分を犬の立場において、 「一日中鎖につながれていたらどんな感じがするだろう」とか 「自分の子供が夜も昼も鎖につながれていたら、この子たちはどうなってしまうだろう」 とか自問したこともない。 なぜなら人は、犬が人間と同じように痛みや苦しみ、暑さ寒さ、 そして、飢えや渇きを感じるかもしれないとは考えないのだから。私たち犬の気持ちになって色々な問題を考えてもらえたら、きっと悲しい思いをするワンちゃんたちもいなくなるだろうし、ワンちゃんのことを考えられる余裕があれば、世の中も良い方向に向かっていくと思うのです。どうぞ、一度、このご本を読んでみて下さいね ご本の購入からこちらから ARKのWebサイトはこちらから