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三田のいのしし 見て歩き日記

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2015年11月02日
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カテゴリ:花と園芸

10月11日(日)初めて出合ったセンブリの花
センブリの花・マクロ
肉眼で観ていると分からないが、マクロ写真で白い毛が沢山あることが分かった。

5本の葯と1個の雌しべが見える。

子供の頃、お腹がぐずぐずすると「それならセンブリを振り出して飲みなさい」と

言われ、
苦い苦い思い出がしっかり残っている、あの干し上げたセンブリの小さな束。

覚えている方も多いことだろう。

その生きた姿は現在ではそんなに自然には見られない状態らしい。

三田市内貴志の田んぼ2枚の間にある岸に自生している現場に「オカタツナミソウ」が

あの独特の、潜望鏡のような花を咲かせているのに近づいてみたら、そこにこの5角形の

星形の花が咲いていて、センブリと分かった。

センブリの花 B
何故かこの花は花弁が4枚に見えるが、通常5枚であるとされている。

それぞれに2個の蜜腺があるはずですが、白い毛が茂り分かりにくい。



草むらに埋もれて育つセンブリ
草むらのセンブリ


センブリの茎と葉
センブリの茎と葉

後で分かった話ですが、蜜腺と呼ばれるものが5枚の花びらに2個ずつついていて 

それから白い毛が出ていて、しかもかなり長いので花の根元が分かりづらい。

ウイキペディアに紹介されている花
センブリ・ウイキペディア
合計10個の黄色い蜜腺が見え、蜜を求めてきたアリも写っている。

改めてマクロでこの蜜腺と呼ばれる物を撮影しに出かける予定ですが、それにしても

白い毛が多くて長いのでウイキペディアの写真のように蜜腺がすっきり撮影できるか

どうか、それは分かりません

しかし、私自身の写真でも蜜腺らしい物が薄っすらと写っているので合計10個の蜜腺が

あることは理解できます。

◎ ◆

2年草であると言われている。2年草がこんな育ち方をするのを初めて知りました。

その初年度は、芽が出て根生葉が育ち其のまま越年するらしい。

ウイキペディアご紹介の根生葉
根出葉

根生葉のまま越年するその現物をこれまで見つけ出していないので、次回訪問時にしっかり

理解し、写真をゲットしたい。

貴志の2枚の田んぼの間には少なくとも数十株、花が咲いております。
その一つ
千成の集まり
全て花弁は5枚です。

周辺にある田んぼの岸などは未確認ですが、ともかくこれまで見てきた市内の

様々な地域では見ておりませんので、市内で此処だけで無いにしてもやはり自生地は

そんなに多くないだろうと思っております。

傍で咲いているオカタツナミソウと共に貴重な自生地と言えるのではないでしょうか。

センブリとは:

1. 科 名 リンドウ科センブリ属 : 2年草
2. 学 名 Swertia japonica(Schult.)Makino
3. 別 名 千振、当薬
4. 原産地 日本、中国、朝鮮半島南部
5.   草 丈 5cm~30cm
6. 花 期 8月~11月
7. 環 境 日当たりのよ良く、やや湿り気のある山野の草地に生育する。  

※ 1~3cmほどの細長い線形の葉を対生。ロゼット状の根生葉のまま越冬(1年目)

      萼片は5枚

※ 薬 効

      1856年に飯沼窓斎は「草木図説」でセンブリについて、「邦人採って腹痛ヲ治し、

      又、ヨク虫ヲ殺す」と書いている。

以上は、ウイキペディアの情報抜粋です。

白い毛について

  雄しべ5、雌しべ1、花冠裂片の基部には2個(注 1枚の花びらに・・・私)の

      蜜腺があり、それには毛状の付属物がある。

      以上はe-yakusou. com情報

      円形脱毛症にも効果があるらしい。

ともかく観察歴が浅くて、センブリの様子をつかむのはこれからですが、貴志の自生地に

センブリは現在の姿からは草丈が約10cmで他の野草に交じって自生している。

◎ ◆ 

センブリの仲間

ハナハマセンブリ : リンドウ科シマセンブリ属
 
  横から見たハナハマセンブリの株
      同じ仲間、ベニハマセンブリと大変良く似ているとされており、インタ-ネット情報

      でも首をかしげる写真がみられますが、花筒と呼ばれる部分が長いこの株は

      ハナハマセンブリだと思われます。

      その花
       ハナハマセンブリ-14
       この写真では雄蕊と雌しべが集まっておりますが、多くは離れて見られ、

       自家受粉を避けるとされております。

夜は花びらが閉じられてしまうこの花、様々な面白い性質があるようです。

ともかく三田市内では私の見る限りでは1か所で群落を形成しております。

(夜は葉を閉じるが、その際離れていた雄蕊と雌しべが密着知る可能性があり

   自家受粉も十分考えられるようです。万一他花受粉が実現しなくても、この
  
   方法で確実に交配を実現させてしまうこの植物の仕組みらしい)

帰化植物。

ウッディタウンでも見られるという情報もあり、新しい宅地開発と共に育っている

かもしれません。

花の形はだいぶ違いますが、センブリの仲間だと思います。

尚、ベニハナセンブリも探しているのですが、今のところ見ておりません。

花弁の幅が広くて、花筒と呼ばれる部分が短いのが見分けのコツらしい。

ハナハマセンブリとベニハナセンブリの株を並べたら、たぶんベニハナセンブリの方が

花の色が一層濃いのだろうと思います。

◎ ◆ 〇




 

 






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最終更新日  2015年11月04日 06時09分27秒
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