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三田のいのしし 見て歩き日記

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2016年09月29日
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カテゴリ:花と園芸

先ず
ヘクソカズラの花とは:

つるに触れたりすると嫌な臭いがするので、偏見アリの第一号!?

今回このヘクソカズラに意識がいってから1,2か月ですが、この野草が生えている場所の

さ、存在の仕方の多様性には驚かされる日々です。


こんな花です。

ついでに : 花の外側が白いのは?

白い粒状の毛が密生しているから(松江の花図鑑の情報引用):知りませんでした、ウ~ン

いずれも我が家ノカイズカイブキの垣根に乗り込んできて、家主が気が付かない内にその
分布を広げ、今ではその駆除に絶望を感じる有様です。

この匂いと相まって「嫌だなあ」の思いが強いので、野草の観賞・観察が趣味であっても

置き忘れたい物の一つでした。

それが今年2つの事からヘクソカズラ(屁屎葛)への関心を高める原因になったことが
二つあった。

1. 「里山のつる性植物」谷川栄子著 本間秀和写真という私の日常を豊かにする本に出合った。

       その中で「ヘクソカズラ」 も可愛らしいと紹介されている。

2.  大原の小道に面した石垣に見慣れぬつるが垂れ下がっていた。

       その葉の付け根に奇妙な托葉と思われる物を見たこと。

       試しにつるを持ち上げてみると、地面に接している部分に沢山の根が見られたこと

       ヘクソカズラの托葉

       つると葉と托葉

      

      

       同上の「托葉」のマクロ写真

      

拡大したらこのような成立ちだそうだ。

このペ-ジをご覧になっておられる皆様も、このヘクソカズラの元気の良さ、しつこさ

・・・そんな感想をお持ちの方が多いだろうが、その発展、元気さの元は、どうやら
この
托葉や変幻自在の生活力を身につけたことにありそうですね。

驚いた事の二番目、伸びたつが地面を這うとそこにしっかりしたねが出来て、地面を掴み

栄養を吸い上げているらしい。

こんなしっかりした根が出来ていたので、これまた(@_@)!

たくましいです。

その気になって国道176号線沿いに篠山の方に歩いていて見つけた。

コンクリ-トの上を這うヘクソカズラの蔓

広場の端、ミゾもある現場ですが、土も無ければ木はフェンスが無くても広がるらしい。

なんで?

眼をそこにある建物とその左にあるミゾに沿って奥に向けると、なんと幅1m足らずなっがら

奥行きのある建物に沿い、地面に屁屎葛がいっぱい。

その左側、隣の敷地は駐車場になっていて金網のヘンスが道路から奥へ向かって伸びていて

その金網にもヘクソカズラの蔓がいっぱい。

花の真ん中、何かもよもやとした中に白いひも状のものが見える。

これが雌しべで花柱らしい。葯は奥の方で見えないそうだ。

これだけでは、まだまだ疑問が解けないでしょうね

花を横から眺めた姿です。

この筒長な花の筒の中が随分特異な物らしい。内面には腺毛が多いらしい。

よく観察していると虫が花粉をいっぱい身に着けて出てくるそうですが、数の多い

発達した腺毛の働きが何を意味しているのか考えさせられます。

雄しべは隠れている(里山のつる性植物)らしい。

ここにもこの野草が生き抜くのにどうしても欠かすことのできない成立ち、鍵がある

らしいが、わからない。ともかくそんな成立ちらしい。 

金網のヘンスに蔓(つる)が絡み拡大している姿。

上で見てもらったコンクリ-ト地面を這ったヘクソカズラの内、何株かが溝を越えて伸び、

この金網ヘンスへ届き広がった。こんな推測です。

溝を這うとはこんな姿( 友が丘、公園前ミゾの姿であり上の直接の写真と関係なし)

目測ですが、長さは3mぐらい。

つかまって伸び上がるきっかけがないのでまだまだ伸びそう

上に伸びるきっかけが無ければ下に下がる。

◆ ◎


9月5日の観察の続きに戻る

ピンボケですが、見えにくい雌しべらしい物が写っている。奥に葯?

紅紫色の花の中で、白いひも状のものが見える。これが花柱らしい。

雄しべは長い筒の内側にあって、子房に近い部分に存在すると思われる蜜に誘われて

這い込んだ虫が花粉だらけになって出てくる姿が見られるらしい。

ヘクソカズラのつると葉

ヘクソカズラに限らないが、蔓性植物の葉はつるの途中で葉の形が異なることがある。

或いは株ごとに微妙に違いがあるかもしれない。つる性植物が生き抜くうえで身に着けたかも

しれない能力がもしかしたら葉や蔓などをその場で必要なものに仕立てることかもしれない。

ここで述べていることは大胆な発想ですが、昨日2016.09.27南ヶ丘で出合ったつる性植物も

明らかに蔓の途中で葉の形が違うのを見ました。

観察の宿題:

やがて交配が終わり果実が出来る準備が進むと花冠と葯が落ちる。そこに子房が現れる仕組み

ながら、花のある時部分しか見えなかった花柱が子房から立ち上がったままの姿をそこに

見ることが出来る場合もあるらしい。

改めて見てみたい。

果実のでき始め 

花びらや葯、花柱が落ちて、萼が成長してでき始めた実を被い始めている(左側)物や

発達した萼にくるまれて丸くなった果実(右側の2個)
熟れた果実

なるほど、中央左の熟れた果実を見れば萼が発達して実を被いつくした姿が分かる。

その辺に無尽蔵に生育しているこの屁屎葛、いろいろなことが分かりはじめたし、宿題もできた。

ヘクソカズラとは : 「里山のつる性植物」引用

1. 科 名 アカネ科

2. 学 名

3. 別 名 ヤイトバナ サオトメカズラ

4. 原産地

5.   草 丈 つる性植物

6. 花 色 赤と白のツ-トンカラ- 集散花序

7. 花 期 8~9月 果 期 秋

8. 特 徴 葉は対生、葉間托葉、悪臭この3点が花の無い時のこの野草の決め手特徴。

                 支える物が無くても地面を這うように広がっていく。

9. 環 境

参考

集散花序とは:

   花序の軸の先端にまず1個花を付け、さらにその下から側軸を出してその先端に花を付け

   その側軸がさらに側軸を出して花を付けていくもの。

   仲間の花の例

   ヤブガラシ

  

    コムラサキ

   

     その他:

     ボタンクサギ、クサギ、ベンケイソウ、カワラナデシコ、黄輪草(キリンソウ)

     など  

◆ ◎ ×







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最終更新日  2016年09月29日 07時22分22秒
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