3月15日、高知競馬場で行われた第18回黒船賞(ダート1400m)。
1番人気に推された昨年の覇者・ダノンレジェンドが、1分27秒0という優秀な勝ち時計で、見事に連覇を果たしました。
1着 6番 ダノンレジェンド M.デムーロ騎手 村山明厩舎(JRA)
2着 12番 ニシケンモノノフ 戸崎圭太騎手 庄野靖志(JRA)
3着 2番 タールタン 福永祐一騎手 吉村圭司厩舎(JRA)
4着 10番 ドリームバレンチノ 岩田康誠騎手 加用正厩舎(JRA)
5着 9番 スクワドロン 永森大智騎手 雑賀正光厩舎(高知)
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ミルコ・デムーロ騎手
「パドックでも返し馬でも、落ち着いてた。スタートもよくて、2番手につけることができた。僕はなにもしていません(笑)。今日は58キロを背負ったけど、ぜんぜん問題がなかった。4コーナーでドリームバレンチノが上がって来たけど、ダノンレジェンドには余裕があった。すごく頑張ってくれました。僕は1400m戦でこの馬に乗るのは初めてなので不安があったし、今日の馬場はすごく重かったけど、ぜんぜん大丈夫でした。これからも1200m、1400mで活躍できると思います」
デムーロ騎手は「16年ぶり2回目」の高知遠征で、重賞制覇&高知初勝利をつかみました。
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村山明調教師
「休み明けで、初めて58キロを背負うということで、不安な面はあったんですけど、クリアしてくれてよかったです。この馬のことを一番知ってるのはデムーロだと思うので、ジョッキーに任せました。4コーナーで早めに来られましたけど、よく頑張ってくれました。1400mはこの馬にとって、微妙に長いのかな……と思いますが、中央で勝ったこともありますし、昨年の黒船賞も勝っていますからね。今後は昨年と同じローテーションで、次は大井の東京スプリント(4月6日、ダート1200m)を予定しています。最大目標は、川崎のJBCスプリント(11月3日、ダート1400m)です」
6つ目の重賞をゲットして、砂のスプリント王を目指します。
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記者会見後の雑談で、「黒船賞の優勝レイ」が話題になりました。
黒地に金の刺繍が施されたレイはかっこよくて、関係者にも好評。
村山調教師はこう言って、足取りも軽やかに栗東へ帰ってゆきました。
「ふたつ目♪」
2着のニシケンモノノフ
3着のタールタン
4着のドリームバレンチノ
高知のスクワドロンが猛然と追い上げて、5着に食い込みました!
永森大智騎手
「前走は僕のミスで、ゲートでアクシデント。それが響いて、この馬の走りじゃなかったんです。今日はドリームバレンチノが動いてペースが上がったとき、外に出してついていったんですけど、そのときの反応は、強い勝ち方をしたときの動きでした。最後は一杯一杯でしたが、本当に一生懸命走ってくれました。まだ6歳ですし、これからが本当に楽しみです」
次走はダノンレジェンドと同じく、東京スプリントを予定しています。
6着は兵庫のドリームコンサート
岩手のラブバレットは7着。逃げてレースを作りました。
山本聡哉騎手
「押し出された感じもありますが、『前に行ってどこまで持つか』っていうレースも、やってみたかった。内枠(3番枠)を引いたので、大事に乗るだけでは勝負にならないから。3コーナー過ぎまでは辛抱させてくれるかなと思ったんですけど……早めにかわされる展開になって、厳しかった。状態はよかったと思うんですが、休み明けで、高知の深い砂もキツかったのかもしれません」
ラブバレットもまた、東京スプリントに出走予定です。
さあ、26日(土)の「福山けいばメモリアル競走」が迫ってまいりました。当日の出馬表(地方競馬情報サイト)に、福山魂があふれています。
福山競馬場のフィナーレから3年。
3月26日(土)の福山けいばメモリアルまで、あと3日!